誠実の授業が「うそはだめ」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、三人の木こりをくらべる切り口から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『「金のおの」その後』(中学2年・道徳/自主、自律、自由と責任)
- あらすじ:正直に鉄のおのを選んだ木こりは、金と銀のおのももらいます。二人めはわざとおのを沼に投げ込みうそをつきますが、女神様は二度と現れません。三人めも投げ込みますが、うそはつかず、金のおのがほしいと正直に願い出ます。
- ねらい:誠実=うそをつかないこと → 誠実は心と行いに責任をもつこと。自分の心にも他者にも正直に向き合い、選んだ行いに責任をもつ
- おすすめの発問:一人めと三人め、どちらも正直なのに何がちがう?
- 板書:左「うそをつかない」・中央「三人めは誠実?」・右「心と行いの責任」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
「金のおの」その後のあらすじ(どんなお話?)

正直に鉄のおのを選んだ木こりは、金と銀のおのももらいます。二人めはわざとおのを沼に投げ込みうそをつきますが、女神様は二度と現れません。三人めも投げ込みますが、うそはつかず、金のおのがほしいと正直に願い出ます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「うそをつかなければ誠実」という考えです。授業の後は、自分の心や他者に正直に向き合い、自分で選んだ行いに責任をもつことが誠実だととらえ直すことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「うそはだめ」で終わりがちです。三人をくらべると、うそをつかない三人めにもひっかかる理由が見え、正直と誠実のちがいを考えられます。
4コマで見る「正直な一言」

「正直に言ったからいいでしょ」は、教室でもよく聞く言葉です。うそをつかないことと、自分の行いに責任をもつことのちがいに気づくと、誠実の意味が深まります。
板書計画は3つのエリア

左に「うそをつかなければ誠実」という今の考え、中央に三人めの木こりは誠実かという問い、右に正直と誠実のちがいを整理します。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「「金のおの」その後」【自主、自律、自由と責任】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 三人の木こりをくらべて誠実を考える
- 「うそはだめ」で終わらせない
- 誠実は、心と行いに責任をもつこと
『「金のおの」その後』のよくある質問
Q. 『「金のおの」その後』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「自主、自律、自由と責任」です。
Q. 『「金のおの」その後』のあらすじは?
A. 正直に鉄のおのを選んだ木こりは、金と銀のおのももらいます。二人めはわざとおのを沼に投げ込みうそをつきますが、女神様は二度と現れません。三人めも投げ込みますが、うそはつかず、金のおのがほしいと正直に願い出ます。
Q. 『「金のおの」その後』の授業のねらいは?
A. 誠実=うそをつかないことという考えから、誠実は心と行いに責任をもつことという考えへ深めることです。授業の前は「うそをつかなければ誠実」という考えです。授業の後は、自分の心や他者に正直に向き合い、自分で選んだ行いに責任をもつことが誠実だととらえ直すことがゴールです。
Q. 『「金のおの」その後』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「一人めと三人め、どちらも正直なのに何がちがう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「うそはだめ」で終わりがちです。三人をくらべると、うそをつかない三人めにもひっかかる理由が見え、正直と誠実のちがいを考えられます。
Q. 『「金のおの」その後』の板書計画は?
A. 左に「うそをつかなければ誠実」という今の考え、中央に三人めの木こりは誠実かという問い、右に正直と誠実のちがいを整理します。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












