環境の授業が「自然を大切に」のお説教で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「高速道路」と「べつの道」をくらべる切り口から、カーソンの思いと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『「べつの道」へ』(中学2年・道徳/自然愛護)
- あらすじ:海洋生物学者のカーソンは『沈黙の春』で、化学薬品の大量使用が自然のバランスを壊すと警告しました。自然とは「共生」すべきだと考え、破滅へ向かう「高速道路」ではなく「べつの道」を選ぶよう人々に促します。
- ねらい:自然を守る=だれかの仕事 → 感じた自分がいま選ぶ道。人間も自然の一部。便利さの先を考え、自分が選ぶ道を見つめる
- おすすめの発問:高速道路とべつの道、何がちがうのだろう?
- 板書:左「高速道路」・中央「なぜ選べない?」・右「べつの道」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
「べつの道」へのあらすじ(どんなお話?)

海洋生物学者のカーソンは『沈黙の春』で、化学薬品の大量使用が自然のバランスを壊すと警告しました。自然とは「共生」すべきだと考え、破滅へ向かう「高速道路」ではなく「べつの道」を選ぶよう人々に促します。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、自然を守るのは遠いだれかの仕事という考えです。授業の後は、自分も自然の一部であり、感じ、気づいた自分がどの道を選ぶかの問題だと実感することがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「自然を大切に」で終わりがちです。二つの道をくらべると、環境問題が「がまん」ではなく「選択」の話になり、自分はどちらを歩いているかを考えられます。
4コマで見る「便利な道」

便利な方へすぐ決まるのは、教室でもよくあることです。二つの道をくらべる目をもつと、自然とのかかわりを自分の選択として考えられます。
板書計画は3つのエリア

左に便利さの先にある「高速道路」、右に共生への「べつの道」を対比させ、中央に、なぜ人はべつの道を選べないのかを問います。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「「べつの道」へ」【自然愛護】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「高速道路」と「べつの道」をくらべる
- 「自然を大切に」のお説教で終わらせない
- 人間も自然の一部、道を選ぶのは自分
『「べつの道」へ』のよくある質問
Q. 『「べつの道」へ』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「自然愛護」です。
Q. 『「べつの道」へ』のあらすじは?
A. 海洋生物学者のカーソンは『沈黙の春』で、化学薬品の大量使用が自然のバランスを壊すと警告しました。自然とは「共生」すべきだと考え、破滅へ向かう「高速道路」ではなく「べつの道」を選ぶよう人々に促します。
Q. 『「べつの道」へ』の授業のねらいは?
A. 自然を守る=だれかの仕事という考えから、感じた自分がいま選ぶ道という考えへ深めることです。授業の前は、自然を守るのは遠いだれかの仕事という考えです。授業の後は、自分も自然の一部であり、感じ、気づいた自分がどの道を選ぶかの問題だと実感することがゴールです。
Q. 『「べつの道」へ』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「高速道路とべつの道、何がちがうのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「自然を大切に」で終わりがちです。二つの道をくらべると、環境問題が「がまん」ではなく「選択」の話になり、自分はどちらを歩いているかを考えられます。
Q. 『「べつの道」へ』の板書計画は?
A. 左に便利さの先にある「高速道路」、右に共生への「べつの道」を対比させ、中央に、なぜ人はべつの道を選べないのかを問います。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












