生命の授業が「命は大切」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、訪問医の「私」の考えが前と後でどう変わったかをくらべて、授業のゴールを図でまとめます。終末期医療を扱うので、配慮を大切にします。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『看取りの医者』(中学2年・道徳/生命の尊さ)
- あらすじ:訪問医の「私」は、はじめ、最後まで延命することが医者の義務だと信じていました。そんな「私」が、自宅で家族に囲まれて過ごしたいという桑田さんの願いと向き合い、それも命と尊厳を大切にする形だと気づいていきます。
- ねらい:命を大切に=長く生かすこと → 命の尊さはその人らしさもふくむ。命の尊さは長さだけで測れず、その人らしさや尊厳もふくむ
- おすすめの発問:はじめと終わりで、「私」の医者の務めはどう変わった?
- 板書:左「中心発問」・中央「長さ⇔その人らしさ」・右「有限性/尊厳」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
看取りの医者のあらすじ(どんなお話?)

訪問医の「私」は、はじめ、最後まで延命することが医者の義務だと信じていました。そんな「私」が、自宅で家族に囲まれて過ごしたいという桑田さんの願いと向き合い、それも命と尊厳を大切にする形だと気づいていきます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、命を大切にすることを「長く生かすこと」と考えがちです。授業の後は、その人らしさや尊厳もふくめて命を考え、答えを急がず自分なりに受けとめられることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに気持ちを聞くと、悲しさの確認で終わりがちです。「私」の考えの前と後をくらべて問うと、命の尊さを長さだけでなく尊厳から考える視点を、生徒が自分から見つけます。
4コマで見る「その人らしく」

心配して守ることだけが、その人を大切にすることとは限りません。お話の「その人らしさ」を、家族との身近な場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に中心発問、中央に「長く生かすこと」と「その人らしさ・尊厳」の対比、右に生命の有限性や尊厳のキーワードを置きます。発問一覧や終末の指示文はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「看取りの医者」【生命の尊さ】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「私」の前と後をくらべると見えてくる
- 命の尊さは、長さだけでは測れない
- 答えを急がず、尊厳の視点から問う
『看取りの医者』のよくある質問
Q. 『看取りの医者』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「生命の尊さ」です。
Q. 『看取りの医者』のあらすじは?
A. 訪問医の「私」は、はじめ、最後まで延命することが医者の義務だと信じていました。そんな「私」が、自宅で家族に囲まれて過ごしたいという桑田さんの願いと向き合い、それも命と尊厳を大切にする形だと気づいていきます。
Q. 『看取りの医者』の授業のねらいは?
A. 命を大切に=長く生かすことという考えから、命の尊さはその人らしさもふくむという考えへ深めることです。授業の前は、命を大切にすることを「長く生かすこと」と考えがちです。授業の後は、その人らしさや尊厳もふくめて命を考え、答えを急がず自分なりに受けとめられることがゴールです。
Q. 『看取りの医者』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「はじめと終わりで、「私」の医者の務めはどう変わった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに気持ちを聞くと、悲しさの確認で終わりがちです。「私」の考えの前と後をくらべて問うと、命の尊さを長さだけでなく尊厳から考える視点を、生徒が自分から見つけます。
Q. 『看取りの医者』の板書計画は?
A. 板書は、左に中心発問、中央に「長く生かすこと」と「その人らしさ・尊厳」の対比、右に生命の有限性や尊厳のキーワードを置きます。発問一覧や終末の指示文はnoteで紹介しています。












