個性の授業が「個性を伸ばそう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「特徴」と「特長」のことばのちがいを手がかりに、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『私は十四歳』(中学2年・道徳/向上心、個性の伸長)
- あらすじ:「私」はバスケットボールに打ち込みますが、結局やめてしまいます。次の部活をあれこれ考え、遠回りをしたすえに、公民館でジャズダンスに出会います。
- ねらい:個性=すぐれた長所 → 個性は歩んできた道の中にある。短所も捉え直せば長所になり、遠回りもその人らしさになる
- おすすめの発問:「私」の特長はダンス、では「私」の特徴は?
- 板書:左「個性はないのか」・中央「短所⇔長所」・右「特徴=その人らしさ」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
私は十四歳のあらすじ(どんなお話?)

「私」はバスケットボールに打ち込みますが、結局やめてしまいます。次の部活をあれこれ考え、遠回りをしたすえに、公民館でジャズダンスに出会います。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、個性を「探し当てる才能」と考えがちです。授業の後は、個性はこれまで歩んできた道の中にすでにあり、短所も捉え直せば長所になると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、ダンスが見つかってよかったで終わりがちです。「特徴」と「特長」のちがいを手がかりにすると、遠回りの中にあった「私」らしさを、生徒がお話全体から考えはじめます。
4コマで見る「飽きっぽい」

「飽きっぽい」は、見方を変えれば「挑戦し続けている」になります。お話の「遠回りの個性」を、教室の身近な場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に個性の有無を問う課題、中央に短所と長所の言いかえ、右に「特徴=その人らしさ」のキーワードを置きます。発問一覧や終末の指示文はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「私は十四歳」【向上心、個性の伸長】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「特徴」と「特長」のちがいが読むカギ
- 個性は、歩んできた道の中にすでにある
- 結果より、遠回りの意味を問う
『私は十四歳』のよくある質問
Q. 『私は十四歳』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「向上心、個性の伸長」です。
Q. 『私は十四歳』のあらすじは?
A. 「私」はバスケットボールに打ち込みますが、結局やめてしまいます。次の部活をあれこれ考え、遠回りをしたすえに、公民館でジャズダンスに出会います。
Q. 『私は十四歳』の授業のねらいは?
A. 個性=すぐれた長所という考えから、個性は歩んできた道の中にあるという考えへ深めることです。授業の前は、個性を「探し当てる才能」と考えがちです。授業の後は、個性はこれまで歩んできた道の中にすでにあり、短所も捉え直せば長所になると気づくことがゴールです。
Q. 『私は十四歳』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「私」の特長はダンス、では「私」の特徴は?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、ダンスが見つかってよかったで終わりがちです。「特徴」と「特長」のちがいを手がかりにすると、遠回りの中にあった「私」らしさを、生徒がお話全体から考えはじめます。
Q. 『私は十四歳』の板書計画は?
A. 板書は、左に個性の有無を問う課題、中央に短所と長所の言いかえ、右に「特徴=その人らしさ」のキーワードを置きます。発問一覧や終末の指示文はnoteで紹介しています。












