伝記の授業が「すごい人の成功物語」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名の「えがおに」ということばを手がかりに、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ラーメンでえがおに-安藤百福-』(小学3年・道徳/希望と勇気、努力と強い意志)
- あらすじ:せんそうのあと、ラーメン屋の行列で人々の笑顔を見た百福さん。知識もない中で一年以上しっぱいを重ね、天ぷらをヒントにインスタントラーメンを完成させます。成功しても満足せず、研究を続けました。
- ねらい:がんばれるのはすごい人だから → ゆめや願いがねばり強さを生む。人をえがおにしたいゆめが、しっぱいの時間を支えた
- おすすめの発問:題名の「えがおに」は、だれのえがおだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ラーメンでえがおに-安藤百福-のあらすじ(どんなお話?)

せんそうのあと、ラーメン屋の行列で人々の笑顔を見た百福さん。知識もない中で一年以上しっぱいを重ね、天ぷらをヒントにインスタントラーメンを完成させます。成功しても満足せず、研究を続けました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「すごい人だからできた」と、自分とは遠い話で終わりがちです。授業の後は、人をえがおにしたいというゆめが、しっぱいしても続ける力になると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、ひらめきや成功に目が向いて終わりがちです。題名の「えがおに」がだれの笑顔かを考えると、しっぱいの時間を支えたゆめを子どもがお話全体から考えはじめます。
4コマで見る「だれのために」

うまくいかないとき、「もうむり」とやめたくなるのは自然なことです。だれかの笑顔を思いうかべたとき、もう一度がんばれる場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右にやりぬく心をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 3年『ラーメンでえがおに-安藤百福-』【希望と勇気、努力と強い意志】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 題名の「えがおに」がお話を読むカギ
- 人をえがおにしたいゆめが、続ける力になる
- 場面発問より、題名から全体を問う
『ラーメンでえがおに-安藤百福-』のよくある質問
Q. 『ラーメンでえがおに-安藤百福-』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学3年の道徳の教材で、内容項目は「希望と勇気、努力と強い意志」です。
Q. 『ラーメンでえがおに-安藤百福-』のあらすじは?
A. せんそうのあと、ラーメン屋の行列で人々の笑顔を見た百福さん。知識もない中で一年以上しっぱいを重ね、天ぷらをヒントにインスタントラーメンを完成させます。成功しても満足せず、研究を続けました。
Q. 『ラーメンでえがおに-安藤百福-』の授業のねらいは?
A. がんばれるのはすごい人だからという考えから、ゆめや願いがねばり強さを生むという考えへ深めることです。授業の前は「すごい人だからできた」と、自分とは遠い話で終わりがちです。授業の後は、人をえがおにしたいというゆめが、しっぱいしても続ける力になると気づくことがゴールです。
Q. 『ラーメンでえがおに-安藤百福-』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「題名の「えがおに」は、だれのえがおだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、ひらめきや成功に目が向いて終わりがちです。題名の「えがおに」がだれの笑顔かを考えると、しっぱいの時間を支えたゆめを子どもがお話全体から考えはじめます。
Q. 『ラーメンでえがおに-安藤百福-』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右にやりぬく心をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












