この教材が「正直に言おう」「よごしたらふこう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、自分が付けていないよごれをふく姿を、毎日の教室づくりにつなげて、授業のゴールと発問のコツを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『かべに付けた手のあと』(小学4年・道徳/よりよい学校生活、集団生活の充実)
- あらすじ:ひろしは、ぬりかえたばかりの真っ白なかべに、黒い手のあとを付けてしまいます。言い出せずにいると、友だちのたつやがぞうきんでふき取りました。かべをみがく六年生の言葉を聞き、ひろしは急にはずかしくなります。
- ねらい:学校=だれかがきれいにする所 → 学校は 自分たちで大切にしていく場所。学校は自分たちがすごす場所。みんなで協力して大切にしていく
- おすすめの発問:自分が付けていないよごれなぜふけるのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
かべに付けた手のあとのあらすじ(どんなお話?)

ひろしは、ぬりかえたばかりの真っ白なかべに、黒い手のあとを付けてしまいます。言い出せずにいると、友だちのたつやがぞうきんでふき取りました。かべをみがく六年生の言葉を聞き、ひろしは急にはずかしくなります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、学校がきれいなのは「だれかがしてくれるから」と考えがちです。授業の後は、学校は自分たちがすごし、みんなで協力して大切にしていく場所だと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、正直の話に流れがちです。自分が付けていないよごれをふく理由を考えると、学校を「自分たちの場所」と思う心が見え、毎日の教室づくりにもつながります。
4コマで見る「落ちた紙くず」

教室のよごれを「自分のじゃない」と通りすぎることは、よくあります。だれが落としたかではなく、自分たちの教室だから動く姿を、身近な場面に置きかえました。学級づくりの話にもつながります。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に学校生活をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。ひろしと六年生の気持ちのくらべ方は、noteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 4年『かべに付けた手のあと』【よりよい学校生活、集団生活の充実】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 自分が付けていないよごれをふく理由を問う
- 学校は、自分たちで大切にしていく場所
- 正直の話や生活指導だけで終わらせない
『かべに付けた手のあと』のよくある質問
Q. 『かべに付けた手のあと』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学4年の道徳の教材で、内容項目は「よりよい学校生活、集団生活の充実」です。
Q. 『かべに付けた手のあと』のあらすじは?
A. ひろしは、ぬりかえたばかりの真っ白なかべに、黒い手のあとを付けてしまいます。言い出せずにいると、友だちのたつやがぞうきんでふき取りました。かべをみがく六年生の言葉を聞き、ひろしは急にはずかしくなります。
Q. 『かべに付けた手のあと』の授業のねらいは?
A. 学校=だれかがきれいにする所という考えから、学校は 自分たちで大切にしていく場所という考えへ深めることです。授業の前は、学校がきれいなのは「だれかがしてくれるから」と考えがちです。授業の後は、学校は自分たちがすごし、みんなで協力して大切にしていく場所だと気づくことがゴールです。
Q. 『かべに付けた手のあと』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「自分が付けていないよごれなぜふけるのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、正直の話に流れがちです。自分が付けていないよごれをふく理由を考えると、学校を「自分たちの場所」と思う心が見え、毎日の教室づくりにもつながります。
Q. 『かべに付けた手のあと』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に学校生活をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。ひろしと六年生の気持ちのくらべ方は、noteで紹介しています。












