よりよく生きる喜びの授業が「悪い心に負けないようにしよう」という決意で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、学級の毎日の場面につなげる見方で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『心の中のりゅう』(小学5年・道徳/よりよく生きる喜び)
- あらすじ:ブータン国王夫妻は被災地の相馬市でいのりをささげ、小学校で「りゅう」の話をしました。りゅうは心の中に住み、経験を重ねるごとに大きくなるという話です。筆者はそこから、くもった心とすんだ心のつな引きについて考えます。
- ねらい:よい人=弱い心がない人 → 弱い心と向き合い勝とうとするのが強さ。すんだ心が勝ったときのさわやかさが、心のりゅうを大きくする
- おすすめの発問:りゅうが大きくなったのは、どんなときだった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
心の中のりゅうのあらすじ(どんなお話?)

ブータン国王夫妻は被災地の相馬市でいのりをささげ、小学校で「りゅう」の話をしました。りゅうは心の中に住み、経験を重ねるごとに大きくなるという話です。筆者はそこから、くもった心とすんだ心のつな引きについて考えます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「悪い心に負けないようにしよう」という決意です。授業の後は、だれにでもある弱い心と向き合い、乗りこえるところに生きる喜びがあると感じることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「負けないようにしたい」という決意で終わりがちです。学級の毎日の場面から問うと、すんだ心が勝ったときのさわやかさを、子どもが自分の経験で語りはじめます。
4コマで見る「そうじのりゅう」

くもった心は、教室の小さな場面にもあらわれます。すんだ心が勝ったときのさわやかさは、学級のみんなで分かち合えます。お話のつな引きを、そうじの時間に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右によりよく生きる喜びをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『心の中のりゅう』【よりよく生きる喜び】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 学級の毎日の場面で「りゅう」を考える
- 弱い心と向き合うところに喜びがある
- 決意表明より、勝ったときの実感を
『心の中のりゅう』のよくある質問
Q. 『心の中のりゅう』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「よりよく生きる喜び」です。
Q. 『心の中のりゅう』のあらすじは?
A. ブータン国王夫妻は被災地の相馬市でいのりをささげ、小学校で「りゅう」の話をしました。りゅうは心の中に住み、経験を重ねるごとに大きくなるという話です。筆者はそこから、くもった心とすんだ心のつな引きについて考えます。
Q. 『心の中のりゅう』の授業のねらいは?
A. よい人=弱い心がない人という考えから、弱い心と向き合い勝とうとするのが強さという考えへ深めることです。授業の前は「悪い心に負けないようにしよう」という決意です。授業の後は、だれにでもある弱い心と向き合い、乗りこえるところに生きる喜びがあると感じることがゴールです。
Q. 『心の中のりゅう』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「りゅうが大きくなったのは、どんなときだった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「負けないようにしたい」という決意で終わりがちです。学級の毎日の場面から問うと、すんだ心が勝ったときのさわやかさを、子どもが自分の経験で語りはじめます。
Q. 『心の中のりゅう』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右によりよく生きる喜びをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












