伝統の授業が「いわれ」を覚えるだけで終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし正月料理に願いがなかったら」と考える見方で、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『正月料理』(小学5年・道徳/伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度)
- あらすじ:物語ではなく、正月料理のいわれを紹介する文章です。もちには元気にすごす願い、えびには長生き、ぶりには出世など、一品ずつに願いがこめられています。最後は端午の節句や冬至の食べ物にもふれ、調べてみようと呼びかけます。
- ねらい:伝統=昔からの決まり → 伝統は幸せを願う心を受けつぐこと。昔の人の願いは、今のわたしたちが家族を思う心とつながっている
- おすすめの発問:もしおせちに願いがなかったら、何が足りなくなる?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
正月料理のあらすじ(どんなお話?)

物語ではなく、正月料理のいわれを紹介する文章です。もちには元気にすごす願い、えびには長生き、ぶりには出世など、一品ずつに願いがこめられています。最後は端午の節句や冬至の食べ物にもふれ、調べてみようと呼びかけます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「伝統は昔からの決まり」という考えです。授業の後は、料理のいわれの背景にある家族の幸せを願う心が、今の自分の思いともつながっていると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

一品ずつ聞くと、いわれの暗記で終わりがちです。「もし願いがなかったら」と問うと、料理にこめられた家族への思いが浮かび、今の自分の思いとつながることに、子どもが気づきはじめます。
4コマで見る「ぶりの話」

いわれを知ると、見なれた料理が家族への願いに見えてきます。教材の正月料理を、家の食たくでの小さな会話に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に伝統と文化をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『正月料理』【伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし願いがなかったら」で問う
- いわれの背景に家族を思う心がある
- 昔の人の願いと今の自分がつながる
『正月料理』のよくある質問
Q. 『正月料理』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」です。
Q. 『正月料理』のあらすじは?
A. 物語ではなく、正月料理のいわれを紹介する文章です。もちには元気にすごす願い、えびには長生き、ぶりには出世など、一品ずつに願いがこめられています。最後は端午の節句や冬至の食べ物にもふれ、調べてみようと呼びかけます。
Q. 『正月料理』の授業のねらいは?
A. 伝統=昔からの決まりという考えから、伝統は幸せを願う心を受けつぐことという考えへ深めることです。授業の前は「伝統は昔からの決まり」という考えです。授業の後は、料理のいわれの背景にある家族の幸せを願う心が、今の自分の思いともつながっていると気づくことがゴールです。
Q. 『正月料理』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もしおせちに願いがなかったら、何が足りなくなる?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。一品ずつ聞くと、いわれの暗記で終わりがちです。「もし願いがなかったら」と問うと、料理にこめられた家族への思いが浮かび、今の自分の思いとつながることに、子どもが気づきはじめます。
Q. 『正月料理』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に伝統と文化をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












