人間観を問う教材が「どちらが正しい?」の言い合いで終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、孟子と荀子の考えをくらべる切り口から、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『人って、本当は?』(中学2年・道徳/よりよく生きる喜び)
- あらすじ:二千年以上前の中国で、孟子は人は生まれつき善い心をもつと考え、荀子は放っておけば利益を奪い合うと考えました。出発点は正反対です。ところが二人とも、学びと努力によって人はよい方へ変わっていけると語ります。
- ねらい:人は生まれつき決まっている → 人は学びと努力でよりよく変われる。人は変われる。だから、よりよく生きようとすることに喜びがある
- おすすめの発問:孟子と荀子、重なるのはどんなところ?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
人って、本当は?のあらすじ(どんなお話?)

二千年以上前の中国で、孟子は人は生まれつき善い心をもつと考え、荀子は放っておけば利益を奪い合うと考えました。出発点は正反対です。ところが二人とも、学びと努力によって人はよい方へ変わっていけると語ります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「人は生まれつき決まっている」という考えです。授業の後は、人は学びと努力でよりよく変われると気づき、よりよく生きようとすること自体に喜びがあると感じるのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

考えを一つずつ聞くと、どちらが正しいかの言い合いや「どっちもあり」で終わりがちです。二人をくらべて重なりを探すと、「人は変われる」という共通の希望が見えてきます。
4コマで見る「去年のぼく」

「自分はこういう性格だから」と、あきらめてしまうことはよくあります。人は学びと努力で変われると知ることが、よりよく生きようとする喜びにつながります。
板書計画は3つのエリア

左に「人は生まれつき決まっている」という今の考え、中央に正反対の二人が同じ結論にたどり着いた理由を問う中心発問、右に「人は変われる」というとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「人って、本当は?」【よりよく生きる喜び】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 孟子の性善説と荀子の性悪説をくらべる
- 出発点は正反対でも、行きつく先は同じ
- 人は変われる。だから生きる喜びがある
『人って、本当は?』のよくある質問
Q. 『人って、本当は?』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「よりよく生きる喜び」です。
Q. 『人って、本当は?』のあらすじは?
A. 二千年以上前の中国で、孟子は人は生まれつき善い心をもつと考え、荀子は放っておけば利益を奪い合うと考えました。出発点は正反対です。ところが二人とも、学びと努力によって人はよい方へ変わっていけると語ります。
Q. 『人って、本当は?』の授業のねらいは?
A. 人は生まれつき決まっているという考えから、人は学びと努力でよりよく変われるという考えへ深めることです。授業の前は「人は生まれつき決まっている」という考えです。授業の後は、人は学びと努力でよりよく変われると気づき、よりよく生きようとすること自体に喜びがあると感じるのがゴールです。
Q. 『人って、本当は?』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「孟子と荀子、重なるのはどんなところ?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。考えを一つずつ聞くと、どちらが正しいかの言い合いや「どっちもあり」で終わりがちです。二人をくらべて重なりを探すと、「人は変われる」という共通の希望が見えてきます。
Q. 『人って、本当は?』の板書計画は?
A. 左に「人は生まれつき決まっている」という今の考え、中央に正反対の二人が同じ結論にたどり着いた理由を問う中心発問、右に「人は変われる」というとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












