相互理解の授業が「スマホの使い方に気をつけよう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、同じ日曜日を陽菜と結衣の側からくらべる見方で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『約束』(小学5年・道徳/相互理解、寛容)
- あらすじ:陽菜と結衣は日曜日に図書館へ行く約束をしますが、結衣は来ず、連絡もありません。陽菜はグループトークに、結衣が約束をやぶったと書きこみます。じつは結衣の祖母がたおれていました。事情を知った陽菜は結衣の家へ走り、なみだであやまります。
- ねらい:仲直り=相手をゆるすこと → 相手を想像し自分もふり返る心。「わたしも」の一言に、けんきょな心と広い心がこもっている
- おすすめの発問:同じ日曜日、陽菜と結衣には何が見えていた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
約束のあらすじ(どんなお話?)

陽菜と結衣は日曜日に図書館へ行く約束をしますが、結衣は来ず、連絡もありません。陽菜はグループトークに、結衣が約束をやぶったと書きこみます。じつは結衣の祖母がたおれていました。事情を知った陽菜は結衣の家へ走り、なみだであやまります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「仲直りは相手をゆるすこと」という考えです。授業の後は、相手の立場を想像することと、自分にも足りないところがあったとふり返ることがそろって、関係が結び直されると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、陽菜のくやしさや反省で終わりがちです。同じ日曜日を二人の側からくらべると、立場によって見えるものがちがうと分かり、相手を想像し自分をふり返る心に近づきます。
4コマで見る「当番の日」

自分の側だけから見ると、相手を決めつけてしまいがちです。相手の側を想像し、自分もふり返ると、関係は結び直せます。陽菜と結衣の約束を、当番の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に相互理解、寛容をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『約束』【相互理解、寛容】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 同じ日曜日を二人の側からくらべる
- 立場によって見えるものがちがう
- 「わたしも」にこもるけんきょな心
『約束』のよくある質問
Q. 『約束』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「相互理解、寛容」です。
Q. 『約束』のあらすじは?
A. 陽菜と結衣は日曜日に図書館へ行く約束をしますが、結衣は来ず、連絡もありません。陽菜はグループトークに、結衣が約束をやぶったと書きこみます。じつは結衣の祖母がたおれていました。事情を知った陽菜は結衣の家へ走り、なみだであやまります。
Q. 『約束』の授業のねらいは?
A. 仲直り=相手をゆるすことという考えから、相手を想像し自分もふり返る心という考えへ深めることです。授業の前は「仲直りは相手をゆるすこと」という考えです。授業の後は、相手の立場を想像することと、自分にも足りないところがあったとふり返ることがそろって、関係が結び直されると気づくことがゴールです。
Q. 『約束』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「同じ日曜日、陽菜と結衣には何が見えていた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、陽菜のくやしさや反省で終わりがちです。同じ日曜日を二人の側からくらべると、立場によって見えるものがちがうと分かり、相手を想像し自分をふり返る心に近づきます。
Q. 『約束』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に相互理解、寛容をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












