自然愛護の授業が「自然を大切にしよう」の一言で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、クニマスが展示される未来館と、今も帰れない田沢湖をくらべて、人間の暮らしと自然の関係を考える授業の流れを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『帰ってきたクニマス』(小学6年・道徳/自然愛護)
- あらすじ:田沢湖だけにすむクニマスは、昭和15年、発電所のために引き入れた玉川の水で死に絶えます。久兵衛さんは戦後、仲間と探し続けますが、見つけられないまま亡くなります。その後、西湖で発見され秋田に里帰りしますが、田沢湖には今も帰れません。
- ねらい:見つかってめでたし → 自然は一度こわすと元にもどらない。自然の恩恵を受けて暮らす自分たちも、自然を大切にする責任がある
- おすすめの発問:未来館の水そうと田沢湖何がちがうのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
帰ってきたクニマスのあらすじ(どんなお話?)

田沢湖だけにすむクニマスは、昭和15年、発電所のために引き入れた玉川の水で死に絶えます。久兵衛さんは戦後、仲間と探し続けますが、見つけられないまま亡くなります。その後、西湖で発見され秋田に里帰りしますが、田沢湖には今も帰れません。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「見つかってめでたし」という受け止めです。授業の後は、一度失われた自然を取りもどす難しさと、自分たちも自然の恩恵を受けて暮らしていることに気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、発見の喜びで話が閉じがちです。二つの場所をくらべると、自然が元にもどらない重さと、暮らしとのつながりが見えてきます。
4コマで見る「川の生き物」

水そうで生き物が生きていても、元の川がよくなったわけではありません。すむ場所までくらべて見ると、自然を大切にする意味が深まります。
板書計画は3つのエリア

左に「絶滅」から思いうかぶこと、中央に里帰りと田沢湖の現実の対比、右に人間と自然の関係のとらえ直しを書きます。くわしい板書と発問はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『帰ってきたクニマス』【自然愛護】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「自然を大切に」の一言で終わらせない
- 未来館と田沢湖をくらべて考える
- 自然の恩恵を受ける自分たちの責任
『帰ってきたクニマス』のよくある質問
Q. 『帰ってきたクニマス』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「自然愛護」です。
Q. 『帰ってきたクニマス』のあらすじは?
A. 田沢湖だけにすむクニマスは、昭和15年、発電所のために引き入れた玉川の水で死に絶えます。久兵衛さんは戦後、仲間と探し続けますが、見つけられないまま亡くなります。その後、西湖で発見され秋田に里帰りしますが、田沢湖には今も帰れません。
Q. 『帰ってきたクニマス』の授業のねらいは?
A. 見つかってめでたしという考えから、自然は一度こわすと元にもどらないという考えへ深めることです。授業の前は「見つかってめでたし」という受け止めです。授業の後は、一度失われた自然を取りもどす難しさと、自分たちも自然の恩恵を受けて暮らしていることに気づくのがゴールです。
Q. 『帰ってきたクニマス』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「未来館の水そうと田沢湖何がちがうのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、発見の喜びで話が閉じがちです。二つの場所をくらべると、自然が元にもどらない重さと、暮らしとのつながりが見えてきます。
Q. 『帰ってきたクニマス』の板書計画は?
A. 左に「絶滅」から思いうかぶこと、中央に里帰りと田沢湖の現実の対比、右に人間と自然の関係のとらえ直しを書きます。くわしい板書と発問はnoteで紹介しています。












