実話の重さに、感想だけで終わる授業になってしまう、となやんでいませんか。この記事では、子どもが思う「幸せ」と瞳さんの「幸せ」をくらべる切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『命を見つめて』(小学6年・道徳/生命の尊さ)
- あらすじ:十一さいで骨のがんが見つかった瞳さんは、つらい治療にも明るさを保ちます。再発や手術をのりこえた中学二年生のとき、普通に生きることの幸せを作文にこめ、弁論大会でうったえました。その年の九月、十三さいで亡くなります。
- ねらい:幸せ=ほしいものがあること → 今、生きていることがかけがえのない幸せ。当たり前に過ぎていく毎日が、かけがえのないものだと気づく
- おすすめの発問:わたしの「幸せ」と、瞳さんの「幸せ」は同じ?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
命を見つめてのあらすじ(どんなお話?)

十一さいで骨のがんが見つかった瞳さんは、つらい治療にも明るさを保ちます。再発や手術をのりこえた中学二年生のとき、普通に生きることの幸せを作文にこめ、弁論大会でうったえました。その年の九月、十三さいで亡くなります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「幸せはほしいものが手に入ること」という考えです。授業の後は、当たり前のように過ぎていく自分の毎日が、かけがえのないものだと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、実話の重さに圧倒されて感想で終わりがちです。自分の幸せと瞳さんの幸せをくらべると、「今、生きている」ことの重さが自分の問題になります。
4コマで見る「ふつうの朝」

毎日学校に来ることは、当たり前に思えます。でも、その当たり前は、かけがえのないものです。お話の「今、生きている」幸せを、教室の朝に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に命と幸せの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『命を見つめて』【生命の尊さ】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 子どもの幸せと瞳さんの幸せをくらべる
- 強さと弱さの両方をもつ一人の少女として読む
- 当たり前の毎日が、かけがえのないもの
『命を見つめて』のよくある質問
Q. 『命を見つめて』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「生命の尊さ」です。
Q. 『命を見つめて』のあらすじは?
A. 十一さいで骨のがんが見つかった瞳さんは、つらい治療にも明るさを保ちます。再発や手術をのりこえた中学二年生のとき、普通に生きることの幸せを作文にこめ、弁論大会でうったえました。その年の九月、十三さいで亡くなります。
Q. 『命を見つめて』の授業のねらいは?
A. 幸せ=ほしいものがあることという考えから、今、生きていることがかけがえのない幸せという考えへ深めることです。授業の前は「幸せはほしいものが手に入ること」という考えです。授業の後は、当たり前のように過ぎていく自分の毎日が、かけがえのないものだと気づくことがゴールです。
Q. 『命を見つめて』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「わたしの「幸せ」と、瞳さんの「幸せ」は同じ?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、実話の重さに圧倒されて感想で終わりがちです。自分の幸せと瞳さんの幸せをくらべると、「今、生きている」ことの重さが自分の問題になります。
Q. 『命を見つめて』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に命と幸せの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












