家族愛の授業が「親孝行はえらい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名の「つながっている」ということばを読み解く切り口で、お話と授業のゴール、発問のコツを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『この空は遠い日本とつながっている――和田 重次郎』(小学5年・道徳/家族愛、家庭生活の充実)
- あらすじ:アラスカで「犬ぞり使いの神様」とよばれた重次郎は、松山の母にお金を送るため、命がけのトレイルづくりに出ます。オーロラを見れば母に見せたいと思い、こおった犬の足を、母がしてくれたように息で温めます。
- ねらい:支える=そばで何かをしてもらう → はなれていても、愛情が心の支えになる。家族から受けた愛情が、自分の中で生き続け、行動になる
- おすすめの発問:空が「つながっている」とは何と何のことだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
この空は遠い日本とつながっている――和田 重次郎のあらすじ(どんなお話?)

アラスカで「犬ぞり使いの神様」とよばれた重次郎は、松山の母にお金を送るため、命がけのトレイルづくりに出ます。オーロラを見れば母に見せたいと思い、こおった犬の足を、母がしてくれたように息で温めます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、支えられるのはそばで何かをしてもらうこと、という見方です。授業の後は、家族から受けた愛情がはなれていても心の支えになり、家族の幸せを願う行動につながると気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「親孝行でえらい」の感想で終わりがちです。題名のことばに目を向けると、はなれていても思い合う親子の心のつながりが見え、支えるとはどういうことかを考えはじめます。
4コマで見る「林間学校の夜」

家族とはなれると、支えがなくなったように感じます。でも、家族の思いにふれると、はなれていても力がわき、今度はだれかを支えたくなります。重次郎と母のつながりを、林間学校に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「家族に支えられる」についての子どものいまの考え、中央に重次郎と母の思い合う心と中心発問の話し合い、右に家族のつながりのとらえ直しを置きます。全体はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『この空は遠い日本とつながっている――和田 重次郎』【家族愛、家庭生活の充実】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 重次郎は母のために命がけの仕事に出た
- はなれていても、母と心はつながっていた
- 受けた愛情が、心の支えと行動になる
『この空は遠い日本とつながっている――和田 重次郎』のよくある質問
Q. 『この空は遠い日本とつながっている――和田 重次郎』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「家族愛、家庭生活の充実」です。
Q. 『この空は遠い日本とつながっている――和田 重次郎』のあらすじは?
A. アラスカで「犬ぞり使いの神様」とよばれた重次郎は、松山の母にお金を送るため、命がけのトレイルづくりに出ます。オーロラを見れば母に見せたいと思い、こおった犬の足を、母がしてくれたように息で温めます。
Q. 『この空は遠い日本とつながっている――和田 重次郎』の授業のねらいは?
A. 支える=そばで何かをしてもらうという考えから、はなれていても、愛情が心の支えになるという考えへ深めることです。授業の前は、支えられるのはそばで何かをしてもらうこと、という見方です。授業の後は、家族から受けた愛情がはなれていても心の支えになり、家族の幸せを願う行動につながると気づくのがゴールです。
Q. 『この空は遠い日本とつながっている――和田 重次郎』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「空が「つながっている」とは何と何のことだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「親孝行でえらい」の感想で終わりがちです。題名のことばに目を向けると、はなれていても思い合う親子の心のつながりが見え、支えるとはどういうことかを考えはじめます。
Q. 『この空は遠い日本とつながっている――和田 重次郎』の板書計画は?
A. 板書は、左に「家族に支えられる」についての子どものいまの考え、中央に重次郎と母の思い合う心と中心発問の話し合い、右に家族のつながりのとらえ直しを置きます。全体はnoteで紹介しています。












