「早く寝よう」「食べすぎない」など、生徒がすでに知っていることばかりで授業がむずかしい、と感じていませんか。この記事では、もし友香の夜ふかしの理由がゲームだったら、と考える切り口で、節度を考える授業を図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『養生訓』(中学1年・道徳/節度、節制)
- あらすじ:学校で眠たがっている友香のもとに、江戸時代の学者・貝原益軒がやってきます。貝原は、欲を抑えること、心をおだやかにすること、体はかけがえのないものであることなどを教えます。友香は最後にコクリとうなずきます。
- ねらい:節度=決まりを守ること → 自分を知り自分で律すること。自分をよく知り、自分で律することが、欲を抑えることにつながる
- おすすめの発問:もし夜ふかしの理由がゲームなら何が変わる?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
養生訓のあらすじ(どんなお話?)

学校で眠たがっている友香のもとに、江戸時代の学者・貝原益軒がやってきます。貝原は、欲を抑えること、心をおだやかにすること、体はかけがえのないものであることなどを教えます。友香は最後にコクリとうなずきます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、節度を「早く寝る」「食べすぎない」といった決まりとして受け止めがちです。授業の後は、自分をよく知って「ここまで」と判断し、自分で律することが大切だと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面の気持ちを聞くと、知っている正解をなぞるだけになりがちです。理由が読書からゲームに変わったらと考えると、「いいことならいいのか」がゆさぶられ、節度の中身を考えられます。
4コマで見る「あと一話」

好きなことに夢中になって夜ふかしするのは、中学生によくあることです。人に言われるより、自分に合った区切りを自分で考える流れを4コマにしました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「ちゃんとする」についてのはじめの考え、中央に中心発問での話し合い、右に「自分を知って律する」というとらえ直しを置きます。極論で考えをゆさぶる発問の工夫は note で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年生「『養生訓』より」【節度、節制】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 当たり前の内容だからこそ問い方を工夫
- もし理由がゲームなら、と比べて考える
- 節度は自分を知り、自分で律すること
『養生訓』のよくある質問
Q. 『養生訓』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「節度、節制」です。
Q. 『養生訓』のあらすじは?
A. 学校で眠たがっている友香のもとに、江戸時代の学者・貝原益軒がやってきます。貝原は、欲を抑えること、心をおだやかにすること、体はかけがえのないものであることなどを教えます。友香は最後にコクリとうなずきます。
Q. 『養生訓』の授業のねらいは?
A. 節度=決まりを守ることという考えから、自分を知り自分で律することという考えへ深めることです。授業の前は、節度を「早く寝る」「食べすぎない」といった決まりとして受け止めがちです。授業の後は、自分をよく知って「ここまで」と判断し、自分で律することが大切だと気づくことがゴールです。
Q. 『養生訓』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし夜ふかしの理由がゲームなら何が変わる?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面の気持ちを聞くと、知っている正解をなぞるだけになりがちです。理由が読書からゲームに変わったらと考えると、「いいことならいいのか」がゆさぶられ、節度の中身を考えられます。
Q. 『養生訓』の板書計画は?
A. 板書は、左に「ちゃんとする」についてのはじめの考え、中央に中心発問での話し合い、右に「自分を知って律する」というとらえ直しを置きます。極論で考えをゆさぶる発問の工夫は note で紹介しています。












