安全の授業が「スピードを出しすぎない」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、見落とされがちな人物に目を向ける切り口から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『疾走、自転車ライダー』(中学1年・道徳/節度、節制)
- あらすじ:憧れの自転車を手に入れた行雄は、父と安全運転を約束しますが、スピードに夢中になります。寝坊した朝、歩行者やベビーカーの横をすり抜け、下り坂で転んで骨折します。「人にはぶつからなかった」と言う行雄に、父は静かに問いかけます。
- ねらい:安全運転=人にぶつからないこと → 周りと自分を見通して自分をコントロール。「自分だけは大丈夫」を手放すことが、本当の節度・節制
- おすすめの発問:ベビーカーの女性から見ると、行雄の運転はどう見えた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
疾走、自転車ライダーのあらすじ(どんなお話?)

憧れの自転車を手に入れた行雄は、父と安全運転を約束しますが、スピードに夢中になります。寝坊した朝、歩行者やベビーカーの横をすり抜け、下り坂で転んで骨折します。「人にはぶつからなかった」と言う行雄に、父は静かに問いかけます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「人にぶつからなければ安全」という考えです。授業の後は、油断を手放し、周りの状況や自分の心身まで見通して自分をコントロールすることが大切だと気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「スピードを出しすぎた」という反省で終わりがちです。すり抜けられた女性の側から見ると、行雄に足りなかったのは他者の危険を想像する力だと見えてきます。
4コマで見る「ろうかで」

「ぶつからなかったから大丈夫」と思っても、相手はひやりとしていることがあります。相手の側から見ると、自分の行動の危うさに気づけます。
板書計画は3つのエリア

左に生徒のいまの考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。行雄の気持ちの流れと「安全」のとらえ直しを整理する板書の全体は、note でくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「疾走、自転車ライダー」【節度、節制】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「スピードの出しすぎ」で終わらせない
- すり抜けられた女性の側から見る
- 「自分だけは大丈夫」を手放す
『疾走、自転車ライダー』のよくある質問
Q. 『疾走、自転車ライダー』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「節度、節制」です。
Q. 『疾走、自転車ライダー』のあらすじは?
A. 憧れの自転車を手に入れた行雄は、父と安全運転を約束しますが、スピードに夢中になります。寝坊した朝、歩行者やベビーカーの横をすり抜け、下り坂で転んで骨折します。「人にはぶつからなかった」と言う行雄に、父は静かに問いかけます。
Q. 『疾走、自転車ライダー』の授業のねらいは?
A. 安全運転=人にぶつからないことという考えから、周りと自分を見通して自分をコントロールという考えへ深めることです。授業の前は「人にぶつからなければ安全」という考えです。授業の後は、油断を手放し、周りの状況や自分の心身まで見通して自分をコントロールすることが大切だと気づくのがゴールです。
Q. 『疾走、自転車ライダー』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「ベビーカーの女性から見ると、行雄の運転はどう見えた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「スピードを出しすぎた」という反省で終わりがちです。すり抜けられた女性の側から見ると、行雄に足りなかったのは他者の危険を想像する力だと見えてきます。
Q. 『疾走、自転車ライダー』の板書計画は?
A. 左に生徒のいまの考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。行雄の気持ちの流れと「安全」のとらえ直しを整理する板書の全体は、note でくわしく紹介しています。












