遵法精神の授業が「決まりは守りましょう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もしベンチを撤去していたら」と想像して、決まりが何のためにあるのかを考える流れを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『父の手作りのベンチ』(中学1年・道徳/遵法精神、公徳心)
- あらすじ:酒屋を営む和佳子の父は、店先に手作りのベンチを置きます。周りにごみが散らかっても、父は毎朝掃除を続け、町内会の撤去の意見にも反対します。やがてベンチを使う人々の間に、自分たちで決めた決まりが生まれていました。
- ねらい:決まり=守らされるもの → 決まりは町を住みよくする知恵。決まりは人をしばる道具でなく、共に生きるために自分たちでつくる工夫
- おすすめの発問:もしベンチを撤去していたら、町はどうなる?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
父の手作りのベンチのあらすじ(どんなお話?)

酒屋を営む和佳子の父は、店先に手作りのベンチを置きます。周りにごみが散らかっても、父は毎朝掃除を続け、町内会の撤去の意見にも反対します。やがてベンチを使う人々の間に、自分たちで決めた決まりが生まれていました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「決まりは守らされるもの」という受け身の理解です。授業の後は、決まりがよりよい町をつくるための知恵で、自分たちでつくることもできると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに気持ちを聞くと、「お父さんはえらい」で終わりがちです。もし撤去していたらと想像すると、決まりが人をしばるためでなく、共に生きるためにあると見えてきます。
4コマで見る「教室のルール」

困ったことが起きると、「禁止」で片づけたくなります。使う人が相手に寄りそって考えると、みんなが気持ちよく過ごせる決まりが生まれます。ベンチの話を、昼休みのボール遊びに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に決まりの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「父の手作りのベンチ」【遵法精神、公徳心】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- もし撤去していたら、と想像してみる
- 決まりは、町を住みよくする知恵
- 決まりは、自分たちでつくることもできる
『父の手作りのベンチ』のよくある質問
Q. 『父の手作りのベンチ』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「遵法精神、公徳心」です。
Q. 『父の手作りのベンチ』のあらすじは?
A. 酒屋を営む和佳子の父は、店先に手作りのベンチを置きます。周りにごみが散らかっても、父は毎朝掃除を続け、町内会の撤去の意見にも反対します。やがてベンチを使う人々の間に、自分たちで決めた決まりが生まれていました。
Q. 『父の手作りのベンチ』の授業のねらいは?
A. 決まり=守らされるものという考えから、決まりは町を住みよくする知恵という考えへ深めることです。授業の前は「決まりは守らされるもの」という受け身の理解です。授業の後は、決まりがよりよい町をつくるための知恵で、自分たちでつくることもできると気づくことがゴールです。
Q. 『父の手作りのベンチ』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もしベンチを撤去していたら、町はどうなる?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに気持ちを聞くと、「お父さんはえらい」で終わりがちです。もし撤去していたらと想像すると、決まりが人をしばるためでなく、共に生きるためにあると見えてきます。
Q. 『父の手作りのベンチ』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に決まりの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












