郷土の授業で「ぼくの町には何もない」と言われて、こまったことはありませんか。この記事では、見落とされがちなゆうくんに注目して、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ぼくの まちも、ひかってる!』(小学2年・道徳/伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度)
- あらすじ:夏休み、しゅんくんは親せきのゆうくんの町へ遊びに行き、「いいなあ」とうらやましがります。二百年つづくおまつりで子どもみこしを楽しんだあと、ゆうくんの一言で、自分の町も調べてみようと考えます。
- ねらい:よその町はいいなあ → 町のよさは見つけて、かかわるもの。よさは「ない」のではなく、まだ「気づいていない」だけかも
- おすすめの発問:ゆうくんにとって、町のよさって何だろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ぼくの まちも、ひかってる!のあらすじ(どんなお話?)

夏休み、しゅんくんは親せきのゆうくんの町へ遊びに行き、「いいなあ」とうらやましがります。二百年つづくおまつりで子どもみこしを楽しんだあと、ゆうくんの一言で、自分の町も調べてみようと考えます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「よその町はいいなあ」「自分の町には何もない」という見方です。授業の後は、町のよさは見つけるもの、自分もかかわっていくものだと気づき、自分の町に目を向けられることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、おまつりの楽しさで終わりがちです。町に住むゆうくんの見方に目を向けると、町のよさはながめるものではなく、自分も加わるものだと、子どもが考えはじめます。
4コマで見る「教室の町じまん」

「自分の町には何もない」は、まだ気づいていないだけかもしれません。同じ町に住む友だちのひとことで、見なれた道が変わって見えます。お話のゆうくんの役わりを、教室に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に町のよさのとらえ直しを置く3つのエリアです。しゅんくんの気持ちの変化の板書は、noteでくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 2年『ぼくの まちも、ひかってる!』【伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「よその町はいいなあ」は子どもも同じ
- ゆうくんにとって町のよさは、加わるもの
- 町のよさは「ない」でなく「まだ気づかない」
『ぼくの まちも、ひかってる!』のよくある質問
Q. 『ぼくの まちも、ひかってる!』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学2年の道徳の教材で、内容項目は「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」です。
Q. 『ぼくの まちも、ひかってる!』のあらすじは?
A. 夏休み、しゅんくんは親せきのゆうくんの町へ遊びに行き、「いいなあ」とうらやましがります。二百年つづくおまつりで子どもみこしを楽しんだあと、ゆうくんの一言で、自分の町も調べてみようと考えます。
Q. 『ぼくの まちも、ひかってる!』の授業のねらいは?
A. よその町はいいなあという考えから、町のよさは見つけて、かかわるものという考えへ深めることです。授業の前は「よその町はいいなあ」「自分の町には何もない」という見方です。授業の後は、町のよさは見つけるもの、自分もかかわっていくものだと気づき、自分の町に目を向けられることがゴールです。
Q. 『ぼくの まちも、ひかってる!』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「ゆうくんにとって、町のよさって何だろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、おまつりの楽しさで終わりがちです。町に住むゆうくんの見方に目を向けると、町のよさはながめるものではなく、自分も加わるものだと、子どもが考えはじめます。
Q. 『ぼくの まちも、ひかってる!』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に町のよさのとらえ直しを置く3つのエリアです。しゅんくんの気持ちの変化の板書は、noteでくわしく紹介しています。












