この教材が「あきらめずにがんばろう」で終わってしまう、となやんでいませんか。それは努力の授業になりがちです。この記事では、友だちの「できた」をみんなで喜べる学級づくりにつなげて、授業のゴールと発問のコツを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『さか上がり』(小学4年・道徳/よりよい学校生活、集団生活の充実)
- あらすじ:「ぼく」の日記の形のお話です。さか上がりを練習する「ぼく」に、西川先生はアドバイスをくれ、練習のビデオを見せ、土日に本で調べてくれました。体育の時間、竹田くんといっしょにできると、鉄棒のまわりはみんなの笑顔でいっぱいになります。
- ねらい:学級=一人ひとりががんばる所 → がんばりを支えいっしょに喜ぶ学級。一人のがんばりをみんなで支え、できたときは自分のことのように喜ぶ
- おすすめの発問:友だちの「できた」を喜べるクラスって?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:元小学校教師(16年)。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開
さか上がりのあらすじ(どんなお話?)

「ぼく」の日記の形のお話です。さか上がりを練習する「ぼく」に、西川先生はアドバイスをくれ、練習のビデオを見せ、土日に本で調べてくれました。体育の時間、竹田くんといっしょにできると、鉄棒のまわりはみんなの笑顔でいっぱいになります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「ぼくががんばったから」と、努力の話でとらえがちです。授業の後は、一人のがんばりを先生やみんなが支え、できたときにいっしょに喜べるのがよい学級だと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと「あきらめない心」の話に流れがちです。友だちの「できた」をみんなで喜べるクラスを考えると、支えた先生や竹田くん、みんなの存在が見え、毎日の学級づくりにもつながります。
4コマで見る「リコーダー」

だれかのつまずきを笑ってしまうことは、教室でよくあります。支える人がいて、できたときにみんなで喜べると、クラスの空気が変わります。そんな場面をリコーダーの練習に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に学級や学校生活をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。「ぼく」を支えた人たちの整理のしかたは、noteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 4年『さか上がり』【よりよい学校生活、集団生活の充実】の指導案と発問はこうする!
この指導案シリーズは、この2年で延べ4,300人以上の先生を支えています。
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 努力の話だけにせず、集団の話として読む
- 一人のがんばりを、みんなで支えて喜ぶ
- 毎日の学級づくりにつなげて考える
『さか上がり』のよくある質問
Q. 『さか上がり』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学4年の道徳の教材で、内容項目は「よりよい学校生活、集団生活の充実」です。
Q. 『さか上がり』のあらすじは?
A. 「ぼく」の日記の形のお話です。さか上がりを練習する「ぼく」に、西川先生はアドバイスをくれ、練習のビデオを見せ、土日に本で調べてくれました。体育の時間、竹田くんといっしょにできると、鉄棒のまわりはみんなの笑顔でいっぱいになります。
Q. 『さか上がり』の授業のねらいは?
A. 学級=一人ひとりががんばる所という考えから、がんばりを支えいっしょに喜ぶ学級という考えへ深めることです。授業の前は「ぼくががんばったから」と、努力の話でとらえがちです。授業の後は、一人のがんばりを先生やみんなが支え、できたときにいっしょに喜べるのがよい学級だと気づくことがゴールです。
Q. 『さか上がり』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「友だちの「できた」を喜べるクラスって?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと「あきらめない心」の話に流れがちです。友だちの「できた」をみんなで喜べるクラスを考えると、支えた先生や竹田くん、みんなの存在が見え、毎日の学級づくりにもつながります。
Q. 『さか上がり』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に学級や学校生活をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。「ぼく」を支えた人たちの整理のしかたは、noteで紹介しています。












