親切の授業が「こまっている人を助けよう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、見落とされがちなお母さんの「さすが」に注目して、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ハロー、サンキュー』(小学3年・道徳/親切、思いやり)
- あらすじ:なおちゃんは、道にまよう外国人二人に気づきますが、英語ができないからと通りすぎます。けれど気になって、お母さんに何度もおねがいしてもどります。話しかけるとノートの地図で道が伝わり、二人は「サンキュー」と歩いて行きました。
- ねらい:親切には英語の力がいる → 親切は 相手を思う心とできる方法さがし。できない理由より、自分にできる方法をさがすのが思いやり
- おすすめの発問:お母さんの「さすが」は、何をほめたのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ハロー、サンキューのあらすじ(どんなお話?)

なおちゃんは、道にまよう外国人二人に気づきますが、英語ができないからと通りすぎます。けれど気になって、お母さんに何度もおねがいしてもどります。話しかけるとノートの地図で道が伝わり、二人は「サンキュー」と歩いて行きました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「英語ができないから、むり」とできない理由に目が向きます。授業の後は、相手を思う気持ちがあれば自分にできる方法が見つかる、と気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、こわさやうれしさを並べて終わりがちです。はじめは急がせていたお母さんが「さすが」と言った理由を考えると、親切に本当に必要だったものが見えてきます。
4コマで見る「できる方法」

「うまく言えない」は、親切をためらう大きな理由です。それでも気になってもどり、自分にできるやり方で動いた場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に親切をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 3年『ハロー、サンキュー』【親切、思いやり】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- お母さんの「さすが」が見落とされがちなカギ
- 親切に必要なのは英語より相手を思う心
- 場面発問より、見方を変えて全体を問う
『ハロー、サンキュー』のよくある質問
Q. 『ハロー、サンキュー』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学3年の道徳の教材で、内容項目は「親切、思いやり」です。
Q. 『ハロー、サンキュー』のあらすじは?
A. なおちゃんは、道にまよう外国人二人に気づきますが、英語ができないからと通りすぎます。けれど気になって、お母さんに何度もおねがいしてもどります。話しかけるとノートの地図で道が伝わり、二人は「サンキュー」と歩いて行きました。
Q. 『ハロー、サンキュー』の授業のねらいは?
A. 親切には英語の力がいるという考えから、親切は 相手を思う心とできる方法さがしという考えへ深めることです。授業の前は「英語ができないから、むり」とできない理由に目が向きます。授業の後は、相手を思う気持ちがあれば自分にできる方法が見つかる、と気づくことがゴールです。
Q. 『ハロー、サンキュー』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「お母さんの「さすが」は、何をほめたのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、こわさやうれしさを並べて終わりがちです。はじめは急がせていたお母さんが「さすが」と言った理由を考えると、親切に本当に必要だったものが見えてきます。
Q. 『ハロー、サンキュー』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に親切をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












