星野富弘さんの教材が「がんばればできる」という感動話で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、授業でよくある失敗から、お話の流れと授業のゴール、問い方のコツを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『詩画にあしたをたくして―星野富弘』(中学1年・道徳/希望と勇気、克己と強い意志)
- あらすじ:体育教師になって三か月で大けがをし、首から下が動かなくなった星野さん。苦しい日々の中、口にサインペンをくわえて文字を書き始めます。やがて詩画の展覧会が開かれ、生きていく道筋を見出していきます。
- ねらい:強い意志=強い人がもつもの → 弱さを抱えたままでも前へ進める。小さな積み重ねと人とのつながりが、絶望の中で希望を育てる
- おすすめの発問:星野さんは「強い人」だから進めたのか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
詩画にあしたをたくして―星野富弘のあらすじ(どんなお話?)

体育教師になって三か月で大けがをし、首から下が動かなくなった星野さん。苦しい日々の中、口にサインペンをくわえて文字を書き始めます。やがて詩画の展覧会が開かれ、生きていく道筋を見出していきます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「星野さんは特別に強い人」という見方です。授業の後は、弱さや迷いを抱えた人が、小さな一歩の積み重ねで前へ進んだと気づき、自分の生き方に重ねることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、つらさとうれしさを確認するだけの感動話になりがちです。「強い人だったからか」と問うと、弱さを抱えた人が前へ進んだ理由に目が向き、自分にも引き寄せられます。
4コマで見る「下手でもいい」

「できる人は特別」と思うと、自分の弱さから目をそらしたくなります。だれもが下手な時期を通っていると知ることが、小さな一歩を続ける力になります。
板書計画は3つのエリア

左に「星野さんは強い人?」という今の考え、中央に前へ進ませたものを問う中心発問、右に希望と強い意志のとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「詩画にあしたをたくして―星野富弘」【希望と勇気、克己と強い意志】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「がんばればできる」の感動話で終わらせない
- 強い人ではなく、弱さを抱えた人の歩みとして読む
- 小さな積み重ねが希望を育てることに気づかせる
『詩画にあしたをたくして―星野富弘』のよくある質問
Q. 『詩画にあしたをたくして―星野富弘』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「希望と勇気、克己と強い意志」です。
Q. 『詩画にあしたをたくして―星野富弘』のあらすじは?
A. 体育教師になって三か月で大けがをし、首から下が動かなくなった星野さん。苦しい日々の中、口にサインペンをくわえて文字を書き始めます。やがて詩画の展覧会が開かれ、生きていく道筋を見出していきます。
Q. 『詩画にあしたをたくして―星野富弘』の授業のねらいは?
A. 強い意志=強い人がもつものという考えから、弱さを抱えたままでも前へ進めるという考えへ深めることです。授業の前は「星野さんは特別に強い人」という見方です。授業の後は、弱さや迷いを抱えた人が、小さな一歩の積み重ねで前へ進んだと気づき、自分の生き方に重ねることがゴールです。
Q. 『詩画にあしたをたくして―星野富弘』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「星野さんは「強い人」だから進めたのか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、つらさとうれしさを確認するだけの感動話になりがちです。「強い人だったからか」と問うと、弱さを抱えた人が前へ進んだ理由に目が向き、自分にも引き寄せられます。
Q. 『詩画にあしたをたくして―星野富弘』の板書計画は?
A. 左に「星野さんは強い人?」という今の考え、中央に前へ進ませたものを問う中心発問、右に希望と強い意志のとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












