偉人の授業が「すごい人だった」で終わる、という失敗はよくあります。この記事では、そのよくある失敗をさけるための問いを手がかりに、藤井さんの歩みと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『負けずぎらいの心根をもって―藤井聡太―』(小学6年・道徳/個性の伸長)
- あらすじ:幼いころ、負けると将棋盤をかかえて泣いた藤井さん。最年少でプロになり二十九連勝しますが、研究されて連敗もします。対戦のない二か月、負けた将棋にひたすら向き合い、棋聖のタイトルを獲得しました。
- ねらい:負けずぎらい=短所かも → 同じ特徴が向き合い方で長所に。自分の特徴を見つめ、表れ方を変えていくことで長所は伸びる
- おすすめの発問:「泣き虫」は短所のままだったのだろうか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
負けずぎらいの心根をもって―藤井聡太―のあらすじ(どんなお話?)

幼いころ、負けると将棋盤をかかえて泣いた藤井さん。最年少でプロになり二十九連勝しますが、研究されて連敗もします。対戦のない二か月、負けた将棋にひたすら向き合い、棋聖のタイトルを獲得しました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「藤井さんは才能があってすごい」という受け止めです。授業の後は、一つの特徴が向き合い方しだいで長所として伸びていくと気づき、自分の特徴を見つめ直せることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、記録や才能の話に流れ、自分とは遠い話になりがちです。「泣き虫」を問い直すと、同じ特徴の表れ方の変化に目が向きます。
4コマで見る「負けずぎらい」

自分では短所だと思っている特徴も、向き合い方を変えると長所になります。くやしさの使い方を考えると、子どもは自分の特徴を前向きに見つめ直せます。
板書計画は3つのエリア

左に子どもの今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。幼いころとプロになってからの「負けずぎらい」をならべていく板書の全体は、note でくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
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まとめ
- 「すごい人だった」で終わらせない
- 「泣き虫」は短所のままだったかを問う
- 同じ特徴も向き合い方で長所になる
『負けずぎらいの心根をもって―藤井聡太―』のよくある質問
Q. 『負けずぎらいの心根をもって―藤井聡太―』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「個性の伸長」です。
Q. 『負けずぎらいの心根をもって―藤井聡太―』のあらすじは?
A. 幼いころ、負けると将棋盤をかかえて泣いた藤井さん。最年少でプロになり二十九連勝しますが、研究されて連敗もします。対戦のない二か月、負けた将棋にひたすら向き合い、棋聖のタイトルを獲得しました。
Q. 『負けずぎらいの心根をもって―藤井聡太―』の授業のねらいは?
A. 負けずぎらい=短所かもという考えから、同じ特徴が向き合い方で長所にという考えへ深めることです。授業の前は「藤井さんは才能があってすごい」という受け止めです。授業の後は、一つの特徴が向き合い方しだいで長所として伸びていくと気づき、自分の特徴を見つめ直せることがゴールです。
Q. 『負けずぎらいの心根をもって―藤井聡太―』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「泣き虫」は短所のままだったのだろうか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、記録や才能の話に流れ、自分とは遠い話になりがちです。「泣き虫」を問い直すと、同じ特徴の表れ方の変化に目が向きます。
Q. 『負けずぎらいの心根をもって―藤井聡太―』の板書計画は?
A. 左に子どもの今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。幼いころとプロになってからの「負けずぎらい」をならべていく板書の全体は、note でくわしく紹介しています。












