生命の尊さの授業が「すごい話だね」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、若い先生がやりがちな失敗から考える切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『十五分後の奇跡』(中学3年・道徳/生命の尊さ)
- あらすじ:実際にあった出来事をもとにした教材です。母と赤ちゃん、二つの命の前で、医師も家族も苦しい決断を迫られ、緊急の処置で小さな命が生まれます。その十五分後、母親の意識が戻り始めます。
- ねらい:命は大切=当たり前のこと → 今ここにいること自体が奇跡。自分が今ここにいることは当たり前ではないと、命の重さを感じる
- おすすめの発問:母と子は、たがいの命に何をしていたのだろう?
- 板書:左「今ここは当たり前?」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
十五分後の奇跡のあらすじ(どんなお話?)

実際にあった出来事をもとにした教材です。母と赤ちゃん、二つの命の前で、医師も家族も苦しい決断を迫られ、緊急の処置で小さな命が生まれます。その十五分後、母親の意識が戻り始めます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、「命は大切」を当たり前の言葉として受け止めがちです。授業の後は、自分が今ここにいること自体が当たり前ではないと気づき、命の重さを自分のこととして感じることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「すごい話」と感動して終わりがちです。母と子がたがいの命に何をしていたかを問うと、命が一人だけのものではなく、人の力を超えたつながりの中にあると見えてきます。
4コマで見る「生まれた日」

命は、ふだん当たり前すぎて意識しにくいものです。自分が生まれた日のことを知ると、今ここにいることが当たり前ではないと感じられます。教材の「不思議さ」を、家での一場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に導入の問い「今ここにいるのは当たり前?」、中央に中心発問での話し合い、右に生命の尊さをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書計画はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「十五分後の奇跡」【生命の尊さ】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「すごい話」の感動で終わらせない
- 母と子は、たがいの命を引き留め合った
- 今ここにいることは当たり前ではない
『十五分後の奇跡』のよくある質問
Q. 『十五分後の奇跡』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「生命の尊さ」です。
Q. 『十五分後の奇跡』のあらすじは?
A. 実際にあった出来事をもとにした教材です。母と赤ちゃん、二つの命の前で、医師も家族も苦しい決断を迫られ、緊急の処置で小さな命が生まれます。その十五分後、母親の意識が戻り始めます。
Q. 『十五分後の奇跡』の授業のねらいは?
A. 命は大切=当たり前のことという考えから、今ここにいること自体が奇跡という考えへ深めることです。授業の前は、「命は大切」を当たり前の言葉として受け止めがちです。授業の後は、自分が今ここにいること自体が当たり前ではないと気づき、命の重さを自分のこととして感じることがゴールです。
Q. 『十五分後の奇跡』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「母と子は、たがいの命に何をしていたのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「すごい話」と感動して終わりがちです。母と子がたがいの命に何をしていたかを問うと、命が一人だけのものではなく、人の力を超えたつながりの中にあると見えてきます。
Q. 『十五分後の奇跡』の板書計画は?
A. 板書は、左に導入の問い「今ここにいるのは当たり前?」、中央に中心発問での話し合い、右に生命の尊さをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書計画はnoteで紹介しています。












