情報モラルの授業が「勝手にのせてはいけません」のルール指導で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし先に和子に聞いていたら」と考える切り口で、お話と授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『共有しちゃえ!』(小学5年・道徳/善悪の判断、自律、自由と責任)
- あらすじ:ダンスの練習中、和子が転んだ動画に三人は大笑いします。翌日、なるみはその動画をクラスのチャットに共有し、和子は固まってしまいます。謝って練習を重ねた三人は、発表のダンスを新しい動画にして共有し、和子は笑顔になります。
- ねらい:自分の動画=自由に見せていい → 発信の自由には写る人への責任。発信する前に、写っている人の気持ちと広がったあとを考える
- おすすめの発問:もし先に和子に聞いたら、どうなっていた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
共有しちゃえ!のあらすじ(どんなお話?)

ダンスの練習中、和子が転んだ動画に三人は大笑いします。翌日、なるみはその動画をクラスのチャットに共有し、和子は固まってしまいます。謝って練習を重ねた三人は、発表のダンスを新しい動画にして共有し、和子は笑顔になります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「自分の動画なら見せていい」という考えです。授業の後は、発信する自由には、写っている人の気持ちまで考える責任がともなうと気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、反省のことばで終わりがちです。「もし先に和子に聞いていたら」と考えると、発信する前に立ち止まることの意味を、子どもが自分のタブレットの使い方と重ねて考えはじめます。
4コマで見る「写真の共有」

おもしろいものほど、すぐにみんなに見せたくなります。送る前に、写っている人に聞いてみる。それだけで、同じ共有が人を笑顔にするものに変わります。お話を、身近な場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自由と責任の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『共有しちゃえ!』【善悪の判断、自律、自由と責任】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし先に聞いていたら」と考えてみる
- 発信の自由には、写っている人への責任がある
- 場面発問より、「もし」で全体を問う
『共有しちゃえ!』のよくある質問
Q. 『共有しちゃえ!』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「善悪の判断、自律、自由と責任」です。
Q. 『共有しちゃえ!』のあらすじは?
A. ダンスの練習中、和子が転んだ動画に三人は大笑いします。翌日、なるみはその動画をクラスのチャットに共有し、和子は固まってしまいます。謝って練習を重ねた三人は、発表のダンスを新しい動画にして共有し、和子は笑顔になります。
Q. 『共有しちゃえ!』の授業のねらいは?
A. 自分の動画=自由に見せていいという考えから、発信の自由には写る人への責任という考えへ深めることです。授業の前は「自分の動画なら見せていい」という考えです。授業の後は、発信する自由には、写っている人の気持ちまで考える責任がともなうと気づくのがゴールです。
Q. 『共有しちゃえ!』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし先に和子に聞いたら、どうなっていた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、反省のことばで終わりがちです。「もし先に和子に聞いていたら」と考えると、発信する前に立ち止まることの意味を、子どもが自分のタブレットの使い方と重ねて考えはじめます。
Q. 『共有しちゃえ!』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自由と責任の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












