世界遺産の授業が、知識の学習で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、佐々木君に大事なことを教えたおじいさんに目を向けて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『世界の文化遺産』(小学5年・道徳/伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度)
- あらすじ:世界遺産の話を聞いた佐々木君は、厳島神社がなぜ選ばれたのかを自由研究で調べます。宮島でおじいさんの言葉を聞き、自然と人工がとけ合う日本の文化のよさに気づきます。そして、守ることは自分たちの責任だと考えます。
- ねらい:文化遺産=有名な建物 → 受けついだ文化を自分たちがつなぐ。文化のよさに気づくと、守ることが自分ごとになる
- おすすめの発問:おじいさんの言葉は、何を気づかせたのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
世界の文化遺産のあらすじ(どんなお話?)

世界遺産の話を聞いた佐々木君は、厳島神社がなぜ選ばれたのかを自由研究で調べます。宮島でおじいさんの言葉を聞き、自然と人工がとけ合う日本の文化のよさに気づきます。そして、守ることは自分たちの責任だと考えます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「世界遺産は有名で古いもの」という知識の見方です。授業の後は、先人が受けついできた文化のよさを感じ、自分たちが引きつぐものだと考えられることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、佐々木君の気持ちをなぞって終わりがちです。おじいさんの言葉に目を向けると、文化のよさに気づくことと守る心のつながりを、子どもが考えはじめます。
4コマで見る「町のたから」

身近な古いものは、ただの景色に見えがちです。受けついできた人の話を聞くと、そのよさが見え、自分たちのものだと感じられます。お話のおじいさんの役を、教室の外の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に伝統と文化の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『世界の文化遺産』【伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- おじいさんの言葉に目を向けてみる
- 文化のよさに気づくと、守る心が生まれる
- 場面発問より、人物から全体を問う
『世界の文化遺産』のよくある質問
Q. 『世界の文化遺産』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」です。
Q. 『世界の文化遺産』のあらすじは?
A. 世界遺産の話を聞いた佐々木君は、厳島神社がなぜ選ばれたのかを自由研究で調べます。宮島でおじいさんの言葉を聞き、自然と人工がとけ合う日本の文化のよさに気づきます。そして、守ることは自分たちの責任だと考えます。
Q. 『世界の文化遺産』の授業のねらいは?
A. 文化遺産=有名な建物という考えから、受けついだ文化を自分たちがつなぐという考えへ深めることです。授業の前は「世界遺産は有名で古いもの」という知識の見方です。授業の後は、先人が受けついできた文化のよさを感じ、自分たちが引きつぐものだと考えられることがゴールです。
Q. 『世界の文化遺産』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「おじいさんの言葉は、何を気づかせたのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、佐々木君の気持ちをなぞって終わりがちです。おじいさんの言葉に目を向けると、文化のよさに気づくことと守る心のつながりを、子どもが考えはじめます。
Q. 『世界の文化遺産』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に伝統と文化の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












