「奇跡の一週間」は、命の終わりにふれる教材です。「悲しい話」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、北村さんへの二つのまなざしをくらべながら、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『奇跡の一週間』(中学2年・道徳/生命の尊さ)
- あらすじ:ホスピスでボランティアをする「私」は、末期がんの北村さんに童話の挿絵を頼み、無理をさせたと後悔します。けれど北村さんは、数日で二十点近くの新作を仕上げ、最期まで絵をかき続けました。「私」は、北村さんを「生きていた人」だと語ります。
- ねらい:死に向き合う=悲しいだけ → 限りある命は今を輝かせる理由。命の長さではなく、今をどう生きているかに、命の輝きがある
- おすすめの発問:「死んでしまう人」と「生きている人」、何がちがう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
奇跡の一週間のあらすじ(どんなお話?)

ホスピスでボランティアをする「私」は、末期がんの北村さんに童話の挿絵を頼み、無理をさせたと後悔します。けれど北村さんは、数日で二十点近くの新作を仕上げ、最期まで絵をかき続けました。「私」は、北村さんを「生きていた人」だと語ります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、命の終わりに向き合うことを「悲しいだけ」と考えがちです。授業の後は、限りある命だからこそ一日一日を精一杯生きる尊さに気づき、自分の毎日に引きつけて命を見つめ直すことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、悲しみの気持ちが中心になりがちです。同じ人への二つのまなざしをくらべると、命を「今どう生きているか」で見る視点が開けます。
4コマで見る「最後の大会」

時間に限りがあると、それをあきらめの理由にしてしまいがちです。限りがあるからこそ今を大切にする、という見方に変わる場面にしました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「悲しいだけ」という導入の予想、中央に北村さんが描き続けた理由の話し合い、右に命の輝きのとらえ直しを置きます。展開の全体はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「奇跡の一週間」【生命の尊さ】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「死んでしまう人」と「生きていた人」をくらべる
- 悲しみだけでなく、命の輝きに目を向ける
- 限りある命だからこそ、今を精一杯生きる
『奇跡の一週間』のよくある質問
Q. 『奇跡の一週間』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「生命の尊さ」です。
Q. 『奇跡の一週間』のあらすじは?
A. ホスピスでボランティアをする「私」は、末期がんの北村さんに童話の挿絵を頼み、無理をさせたと後悔します。けれど北村さんは、数日で二十点近くの新作を仕上げ、最期まで絵をかき続けました。「私」は、北村さんを「生きていた人」だと語ります。
Q. 『奇跡の一週間』の授業のねらいは?
A. 死に向き合う=悲しいだけという考えから、限りある命は今を輝かせる理由という考えへ深めることです。授業の前は、命の終わりに向き合うことを「悲しいだけ」と考えがちです。授業の後は、限りある命だからこそ一日一日を精一杯生きる尊さに気づき、自分の毎日に引きつけて命を見つめ直すことがゴールです。
Q. 『奇跡の一週間』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「死んでしまう人」と「生きている人」、何がちがう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、悲しみの気持ちが中心になりがちです。同じ人への二つのまなざしをくらべると、命を「今どう生きているか」で見る視点が開けます。
Q. 『奇跡の一週間』の板書計画は?
A. 板書は、左に「悲しいだけ」という導入の予想、中央に北村さんが描き続けた理由の話し合い、右に命の輝きのとらえ直しを置きます。展開の全体はnoteで紹介しています。












