郷土を愛する態度の授業が、お題目で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし城を直さなかったら」という見方で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『よみがえれ熊本城』(小学6年・道徳/伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度)
- あらすじ:地震のあと、記者の飛松さんは、くずれた熊本城を目にします。避難所でくらす人が大勢いる中、復旧にお金や時間を使ってよいのか迷います。城の写真をとり続ける男性や集まった寄付、城の歴史にふれ、飛松さんは自ら復興城主になります。
- ねらい:郷土を愛す=古い物を大切に → 受けつがれたものが人々の心を支える。長い歴史の中を生き、それを次へつなげる役目が自分にもある
- おすすめの発問:もし熊本城を直さなかったら、人々は何を失う?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
よみがえれ熊本城のあらすじ(どんなお話?)

地震のあと、記者の飛松さんは、くずれた熊本城を目にします。避難所でくらす人が大勢いる中、復旧にお金や時間を使ってよいのか迷います。城の写真をとり続ける男性や集まった寄付、城の歴史にふれ、飛松さんは自ら復興城主になります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、郷土を愛する心を「古いものを大切にする」と考えがちです。授業の後は、受けつがれてきたものが苦しい中の人々を支え、自分も長い歴史を次へつなげる一人だと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「直ってよかった」で終わりがちです。「もし直さなかったら」と考えると、城が人々の心の支えであり、歴史をつなぐものだったことに、子どもが気づきはじめます。
4コマで見る「校庭の桜」

古いものは、なくてもいいと思われがちです。でも、そこに重なってきた人々の思いを知ると、守る意味が見えてきます。熊本城を、校庭の桜に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に郷土を愛する心をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『よみがえれ熊本城』【伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし直さなかったら」と考える
- 受けつがれたものが人々を支える
- 郷土を愛する心をお題目にしない
『よみがえれ熊本城』のよくある質問
Q. 『よみがえれ熊本城』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」です。
Q. 『よみがえれ熊本城』のあらすじは?
A. 地震のあと、記者の飛松さんは、くずれた熊本城を目にします。避難所でくらす人が大勢いる中、復旧にお金や時間を使ってよいのか迷います。城の写真をとり続ける男性や集まった寄付、城の歴史にふれ、飛松さんは自ら復興城主になります。
Q. 『よみがえれ熊本城』の授業のねらいは?
A. 郷土を愛す=古い物を大切にという考えから、受けつがれたものが人々の心を支えるという考えへ深めることです。授業の前は、郷土を愛する心を「古いものを大切にする」と考えがちです。授業の後は、受けつがれてきたものが苦しい中の人々を支え、自分も長い歴史を次へつなげる一人だと気づくことがゴールです。
Q. 『よみがえれ熊本城』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし熊本城を直さなかったら、人々は何を失う?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「直ってよかった」で終わりがちです。「もし直さなかったら」と考えると、城が人々の心の支えであり、歴史をつなぐものだったことに、子どもが気づきはじめます。
Q. 『よみがえれ熊本城』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に郷土を愛する心をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












