国際理解の授業が「日本とトルコは仲よし」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、トルコの船員を助けた紀伊大島の村人たちに目を向けて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『エルトゥールル号-友好のはじまり』(小学6年・道徳/国際理解、国際親善)
- あらすじ:紀伊大島で、広未は父から、1890年に台風で沈みかけたトルコの船の話を聞きます。村人たちは生活が苦しいなかでも、ずぶぬれの船員たちに食べ物や布団を分け、多くの命を救いました。広未は、その絆を大切にしようと思いました。
- ねらい:国際親善=国どうしの仲よし → 国の関係も人の関係と同じ。相手を思いやり、恩を返そうとする一人ひとりの心が絆をつくる
- おすすめの発問:暮らしが苦しい村人は、なぜ見知らぬ人を助けた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
エルトゥールル号-友好のはじまりのあらすじ(どんなお話?)

紀伊大島で、広未は父から、1890年に台風で沈みかけたトルコの船の話を聞きます。村人たちは生活が苦しいなかでも、ずぶぬれの船員たちに食べ物や布団を分け、多くの命を救いました。広未は、その絆を大切にしようと思いました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、国際親善を国どうしの遠い話と考えがちです。授業の後は、日本とトルコの絆をつくっているのは、相手を思いやり、恩を返そうとする一人ひとりの心だと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「助けてよかった」で終わりがちです。教科書に直接は書かれていない村人の心から問うと、国がちがっても幸せを願う思いは同じだと、子どもが気づきはじめます。
4コマで見る「ことばの壁」

言葉や国がちがうと、どう接してよいか迷います。でも、相手を思う心は国をこえて伝わります。お話の村人を、外国から来た転入生を迎える教室に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際親善をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『エルトゥールル号-友好のはじまり』【国際理解、国際親善】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 船員を助けた村人の心に目を向ける
- 国同士の関係も、人同士と同じ
- 歴史の事実に深入りしすぎない
『エルトゥールル号-友好のはじまり』のよくある質問
Q. 『エルトゥールル号-友好のはじまり』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際親善」です。
Q. 『エルトゥールル号-友好のはじまり』のあらすじは?
A. 紀伊大島で、広未は父から、1890年に台風で沈みかけたトルコの船の話を聞きます。村人たちは生活が苦しいなかでも、ずぶぬれの船員たちに食べ物や布団を分け、多くの命を救いました。広未は、その絆を大切にしようと思いました。
Q. 『エルトゥールル号-友好のはじまり』の授業のねらいは?
A. 国際親善=国どうしの仲よしという考えから、国の関係も人の関係と同じという考えへ深めることです。授業の前は、国際親善を国どうしの遠い話と考えがちです。授業の後は、日本とトルコの絆をつくっているのは、相手を思いやり、恩を返そうとする一人ひとりの心だと気づくことがゴールです。
Q. 『エルトゥールル号-友好のはじまり』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「暮らしが苦しい村人は、なぜ見知らぬ人を助けた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「助けてよかった」で終わりがちです。教科書に直接は書かれていない村人の心から問うと、国がちがっても幸せを願う思いは同じだと、子どもが気づきはじめます。
Q. 『エルトゥールル号-友好のはじまり』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際親善をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












