国際親善の授業が「日本が外国を助けたいい話」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、マニュアルを作ったフエの職員に注目して、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ベトナムの人に安全な水を』(小学6年・道徳/国際理解、国際親善)
- あらすじ:ベトナムのフエ市では、水道はあっても飲めるほどきれいな水ではありませんでした。横浜市水道局はマニュアルを訳してわたすのではなく、フエの職員と会議を重ね、自分たちで作ってもらいます。二〇〇八年、「安全な水宣言」が出されました。
- ねらい:国際協力=助けてあげること → 相手の力を信じ対等に関わる。文化のちがいを受け止め、相手の力を信じて共に歩む
- おすすめの発問:フエの職員たちは、どんな思いで作ったのだろう?
- 板書:左「安全な水への願い」・中央「なぜ自分たちで?」・右「相手を信じる関わり」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ベトナムの人に安全な水をのあらすじ(どんなお話?)

ベトナムのフエ市では、水道はあっても飲めるほどきれいな水ではありませんでした。横浜市水道局はマニュアルを訳してわたすのではなく、フエの職員と会議を重ね、自分たちで作ってもらいます。二〇〇八年、「安全な水宣言」が出されました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「困っている国を助けてあげる」という考えです。授業の後は、文化のちがいを受け止め、相手の力を信じて対等に関わることが国際親善だと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「してあげる側」の話で終わりがちです。マニュアルを作ったのはフエの職員自身でした。相手の側から見ると、相手を信じて待つ関わり方の意味が見えてきます。
4コマで見る「やってあげる?」

「やってあげる」は親切なようで、相手の出番をうばうこともあります。相手の力を信じて一緒に進めると、対等な関係が生まれます。
板書計画は3つのエリア

左にフエの人たちの「安全な水」への願い、中央になぜ自分たちでマニュアルを作ったのかという問い、右に相手を信じる関わりを書きます。くわしい流れはnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『ベトナムの人に安全な水を』【国際理解、国際親善】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「してあげる側」の話で終わらせない
- マニュアルを作ったフエの職員に目を向ける
- 相手の力を信じて対等に関わる
『ベトナムの人に安全な水を』のよくある質問
Q. 『ベトナムの人に安全な水を』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際親善」です。
Q. 『ベトナムの人に安全な水を』のあらすじは?
A. ベトナムのフエ市では、水道はあっても飲めるほどきれいな水ではありませんでした。横浜市水道局はマニュアルを訳してわたすのではなく、フエの職員と会議を重ね、自分たちで作ってもらいます。二〇〇八年、「安全な水宣言」が出されました。
Q. 『ベトナムの人に安全な水を』の授業のねらいは?
A. 国際協力=助けてあげることという考えから、相手の力を信じ対等に関わるという考えへ深めることです。授業の前は「困っている国を助けてあげる」という考えです。授業の後は、文化のちがいを受け止め、相手の力を信じて対等に関わることが国際親善だと気づくことがゴールです。
Q. 『ベトナムの人に安全な水を』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「フエの職員たちは、どんな思いで作ったのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「してあげる側」の話で終わりがちです。マニュアルを作ったのはフエの職員自身でした。相手の側から見ると、相手を信じて待つ関わり方の意味が見えてきます。
Q. 『ベトナムの人に安全な水を』の板書計画は?
A. 左にフエの人たちの「安全な水」への願い、中央になぜ自分たちでマニュアルを作ったのかという問い、右に相手を信じる関わりを書きます。くわしい流れはnoteで紹介しています。












