生命の尊さの授業が「命は大切」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、禎子さんを支え、像づくりを思い立ったクラスの仲間たちに目を向けて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『羽ばたけ、折り鶴』(小学6年・道徳/生命の尊さ)
- あらすじ:二歳で被爆した禎子さんは、六年生で白血病と診断されます。仲間の見舞いを受けながら鶴を折り続けましたが、十二歳で亡くなります。仲間たちは像づくりを思い立ち、今では世界中から折り鶴が届きます。
- ねらい:命は大切戦争はいけない → 命は多くの命とつながっている。一つの命が残した願いは、多くの人の心で生き続ける
- おすすめの発問:禎子さんの仲間たちはなぜ像をつくったのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
羽ばたけ、折り鶴のあらすじ(どんなお話?)

二歳で被爆した禎子さんは、六年生で白血病と診断されます。仲間の見舞いを受けながら鶴を折り続けましたが、十二歳で亡くなります。仲間たちは像づくりを思い立ち、今では世界中から折り鶴が届きます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「命は大切」「戦争はいけない」という言葉だけの理解です。授業の後は、一つの命が多くの人とつながり、願いとして受けつがれていると気づき、自分の命もつながりの中にあると感じられることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、悲しみの言葉で止まってしまいがちです。仲間たちに目を向けると、命と願いが人から人へつながっていく姿が見えてきます。
4コマで見る「クラスの手紙」

はなれていても、だれかを思う気持ちはつながります。そばで支える人に目を向けると、命は一人だけのものではないことを、子どもの身近な場面で考えられます。
板書計画は3つのエリア

左に子どもの今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。禎子さん・仲間・世界の人の思いをつなげていく板書の全体は、note でくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『羽ばたけ、折り鶴』【生命の尊さ】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「命は大切」の言葉だけで終わらせない
- 像をつくった仲間たちに目を向ける
- 命は多くのつながりの中にあると気づく
『羽ばたけ、折り鶴』のよくある質問
Q. 『羽ばたけ、折り鶴』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「生命の尊さ」です。
Q. 『羽ばたけ、折り鶴』のあらすじは?
A. 二歳で被爆した禎子さんは、六年生で白血病と診断されます。仲間の見舞いを受けながら鶴を折り続けましたが、十二歳で亡くなります。仲間たちは像づくりを思い立ち、今では世界中から折り鶴が届きます。
Q. 『羽ばたけ、折り鶴』の授業のねらいは?
A. 命は大切戦争はいけないという考えから、命は多くの命とつながっているという考えへ深めることです。授業の前は「命は大切」「戦争はいけない」という言葉だけの理解です。授業の後は、一つの命が多くの人とつながり、願いとして受けつがれていると気づき、自分の命もつながりの中にあると感じられることがゴールです。
Q. 『羽ばたけ、折り鶴』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「禎子さんの仲間たちはなぜ像をつくったのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、悲しみの言葉で止まってしまいがちです。仲間たちに目を向けると、命と願いが人から人へつながっていく姿が見えてきます。
Q. 『羽ばたけ、折り鶴』の板書計画は?
A. 左に子どもの今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。禎子さん・仲間・世界の人の思いをつなげていく板書の全体は、note でくわしく紹介しています。












