節度・節制の授業が「早起きしよう」で終わってしまう、と悩んでいませんか。この記事では、あえて声をかけなかった祖母という見落としがちな人物に注目して、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『古びた目覚まし時計』(中学1年・道徳/節度、節制)
- あらすじ:「僕」は、父が古い目覚まし時計を大切にする理由をたずねます。父は、祖父と「自分で起きる」と約束し、祖母に見守られて習慣を身につけた少年時代を語ります。その話から「僕」も、自分の「心のベル」を問い直します。
- ねらい:節制=がまんすること → 自分を律するのは自分を大切にすること。生活を自分で律するのは、がまんではなく自分を大切にすること
- おすすめの発問:起こさずに見守った祖母は、父に何を願ったのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
古びた目覚まし時計のあらすじ(どんなお話?)

「僕」は、父が古い目覚まし時計を大切にする理由をたずねます。父は、祖父と「自分で起きる」と約束し、祖母に見守られて習慣を身につけた少年時代を語ります。その話から「僕」も、自分の「心のベル」を問い直します。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、節度・節制を「早起きのがまん」のように考えがちです。授業の後は、人に頼る楽さを手放して自分を律することが、自分を大切にすることだと気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「早起きは大事」で終わりがちです。あえて起こさなかった祖母の思いに目を向けると、自分を律する力は信じて任されることで育つと、生徒が気づきはじめます。
4コマで見る「自分で起きる」

起こしてあげるのは優しさですが、あえて任せるのも優しさです。見守る人の思いに気づくと、自分を律することが、自分を大切にすることに変わります。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に節度・節制の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「古びた目覚まし時計」【節度、節制】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- あえて起こさなかった祖母に目を向ける
- 自分を律するのは自分を大切にすること
- 早起き指導にせず、心のベルを問う
『古びた目覚まし時計』のよくある質問
Q. 『古びた目覚まし時計』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「節度、節制」です。
Q. 『古びた目覚まし時計』のあらすじは?
A. 「僕」は、父が古い目覚まし時計を大切にする理由をたずねます。父は、祖父と「自分で起きる」と約束し、祖母に見守られて習慣を身につけた少年時代を語ります。その話から「僕」も、自分の「心のベル」を問い直します。
Q. 『古びた目覚まし時計』の授業のねらいは?
A. 節制=がまんすることという考えから、自分を律するのは自分を大切にすることという考えへ深めることです。授業の前は、節度・節制を「早起きのがまん」のように考えがちです。授業の後は、人に頼る楽さを手放して自分を律することが、自分を大切にすることだと気づくのがゴールです。
Q. 『古びた目覚まし時計』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「起こさずに見守った祖母は、父に何を願ったのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「早起きは大事」で終わりがちです。あえて起こさなかった祖母の思いに目を向けると、自分を律する力は信じて任されることで育つと、生徒が気づきはじめます。
Q. 『古びた目覚まし時計』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に節度・節制の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












