強い意志の授業が「あきらめない心」の確認で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし父が『頑張れ』と言ったら」という切り口から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『お前のカワウソがさびしがっているぞ』(中学2年・道徳/希望と勇気、克己と強い意志)
- あらすじ:動物園の臨時職員の「私」は、正規職員の採用試験に落ち、絶望の中で故郷へ向かう汽車に乗ります。寡黙な父の一言が心を貫き、寮に戻って小舎へ走ると、カワウソが飛びついてきます。それから三十年、仕事を続けています。
- ねらい:失敗=自分の道の終わり → 失敗と自分の道は別のもの。本当に大切にしてきた道への思いが、困難を越える意志を支える
- おすすめの発問:もし父が「頑張れ」と言ったら、私は戻っただろうか?
- 板書:左「力はどこから?」・中央「失敗⇔道への思い」・右「自分の道」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
お前のカワウソがさびしがっているぞのあらすじ(どんなお話?)

動物園の臨時職員の「私」は、正規職員の採用試験に落ち、絶望の中で故郷へ向かう汽車に乗ります。寡黙な父の一言が心を貫き、寮に戻って小舎へ走ると、カワウソが飛びついてきます。それから三十年、仕事を続けています。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、一度の失敗で自分の道まで手放そうとする考えです。授業の後は、失敗と自分の道は別のものであり、大切にしてきた道への思いこそが強い意志を支えると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「あきらめない心が大事」で終わりがちです。もし父が「頑張れ」と言っていたらと考えると、意志を支えたのが根性ではなく、大切にしてきた道への思いだと見えてきます。
4コマで見る「落ちた日」

一度の失敗で、大好きなことまで手放したくなることがあります。大切にしてきた思いを思い出させる一言が、もう一度歩き出す力になります。
板書計画は3つのエリア

左に、道を歩き続ける力はどこから生まれるかという中心発問、中央に失敗でくじける心と道への思いの対比、右にキーワードを書きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「お前のカワウソがさびしがっているぞ」【希望と勇気、克己と強い意志】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし父が『頑張れ』と言ったら」で考える
- 「あきらめない心」の確認で終わらせない
- 失敗と自分の道は別、道への思いが支える
『お前のカワウソがさびしがっているぞ』のよくある質問
Q. 『お前のカワウソがさびしがっているぞ』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「希望と勇気、克己と強い意志」です。
Q. 『お前のカワウソがさびしがっているぞ』のあらすじは?
A. 動物園の臨時職員の「私」は、正規職員の採用試験に落ち、絶望の中で故郷へ向かう汽車に乗ります。寡黙な父の一言が心を貫き、寮に戻って小舎へ走ると、カワウソが飛びついてきます。それから三十年、仕事を続けています。
Q. 『お前のカワウソがさびしがっているぞ』の授業のねらいは?
A. 失敗=自分の道の終わりという考えから、失敗と自分の道は別のものという考えへ深めることです。授業の前は、一度の失敗で自分の道まで手放そうとする考えです。授業の後は、失敗と自分の道は別のものであり、大切にしてきた道への思いこそが強い意志を支えると気づくことがゴールです。
Q. 『お前のカワウソがさびしがっているぞ』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし父が「頑張れ」と言ったら、私は戻っただろうか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「あきらめない心が大事」で終わりがちです。もし父が「頑張れ」と言っていたらと考えると、意志を支えたのが根性ではなく、大切にしてきた道への思いだと見えてきます。
Q. 『お前のカワウソがさびしがっているぞ』の板書計画は?
A. 左に、道を歩き続ける力はどこから生まれるかという中心発問、中央に失敗でくじける心と道への思いの対比、右にキーワードを書きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












