真理の探究の授業が「発明家はすごい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、好奇心とだれかを救いたい思い、二つの原動力をくらべる切り口から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ガストロカメラ』(中学2年・道徳/真理の探究、創造)
- あらすじ:戦後の日本で、医師の宇治達郎は、胃の中を直接見て病気を早く見つけたいと考え、技術者たちと挑戦を始めます。「危険だ」と否定され、失敗を重ねても試作を続け、1950年に世界初の軟性胃カメラが完成しました。
- ねらい:探究=頭のよさと好奇心 → 探究は「救いたい」思いでも燃えつづける。知りたい心と、だれかを救いたい思いが重なって探究は続く
- おすすめの発問:「知りたい」と「救いたい」、探究を支えたのはどっち?
- 板書:左「なぜ諦めなかった?」・中央「好奇心⇔救いたい」・右「失敗は前進の証拠」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ガストロカメラのあらすじ(どんなお話?)

戦後の日本で、医師の宇治達郎は、胃の中を直接見て病気を早く見つけたいと考え、技術者たちと挑戦を始めます。「危険だ」と否定され、失敗を重ねても試作を続け、1950年に世界初の軟性胃カメラが完成しました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「発明は頭のよい人の好奇心から」という考えです。授業の後は、真理の探究は知的好奇心だけでなく、「だれかを救いたい」という思いによっても強く燃えつづけると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、苦労とすごさの確認で終わりがちです。知りたいという好奇心と救いたいという思いをくらべて問うと、探究を支える原動力が立体的に見えてきます。
4コマで見る「弟の算数」

うまくいかないとき、自分のためだけならやめてしまうかもしれません。だれかのためという思いがあると、失敗も次の工夫の手がかりになります。教材の考え方を、家で弟に教える場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「なぜ諦めなかったのか」という課題、中央に好奇心と救いたい思いの対比、右に「失敗は前進の証拠」などのキーワードを置きます。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「ガストロカメラ」【真理の探究、創造】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「知りたい」と「救いたい」をくらべる
- 失敗は、前に進んだ証拠
- だれかを思う心が、探究を燃やす
『ガストロカメラ』のよくある質問
Q. 『ガストロカメラ』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「真理の探究、創造」です。
Q. 『ガストロカメラ』のあらすじは?
A. 戦後の日本で、医師の宇治達郎は、胃の中を直接見て病気を早く見つけたいと考え、技術者たちと挑戦を始めます。「危険だ」と否定され、失敗を重ねても試作を続け、1950年に世界初の軟性胃カメラが完成しました。
Q. 『ガストロカメラ』の授業のねらいは?
A. 探究=頭のよさと好奇心という考えから、探究は「救いたい」思いでも燃えつづけるという考えへ深めることです。授業の前は「発明は頭のよい人の好奇心から」という考えです。授業の後は、真理の探究は知的好奇心だけでなく、「だれかを救いたい」という思いによっても強く燃えつづけると気づくことがゴールです。
Q. 『ガストロカメラ』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「知りたい」と「救いたい」、探究を支えたのはどっち?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、苦労とすごさの確認で終わりがちです。知りたいという好奇心と救いたいという思いをくらべて問うと、探究を支える原動力が立体的に見えてきます。
Q. 『ガストロカメラ』の板書計画は?
A. 板書は、左に「なぜ諦めなかったのか」という課題、中央に好奇心と救いたい思いの対比、右に「失敗は前進の証拠」などのキーワードを置きます。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












