「小さなこと」が「いいことを続けよう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、学級の毎日につなげる視点から、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『小さなこと』(中学2年・道徳/節度・節制/礼儀)
- あらすじ:筆者の友人は、外出先で用を足したあと、次の人がはきやすいように、はき物をそっとそろえて出てきます。ほめられるためでも見られているからでもなく、十年余り続けてきました。その話を読んだ音楽評論家が、自分も同じだとそっと打ち明けます。
- ねらい:よい行い=一度できること → 小さな行いを自分との約束として続ける。誰も見ていなくても続けた小さな行いが、人としての誇りになる
- おすすめの発問:だれも見ていない行いは、教室に何を残すだろう?
- 板書:左「十年続けた心は?」・中央「一度⇔約束で続ける」・右「自分との約束」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
小さなことのあらすじ(どんなお話?)

筆者の友人は、外出先で用を足したあと、次の人がはきやすいように、はき物をそっとそろえて出てきます。ほめられるためでも見られているからでもなく、十年余り続けてきました。その話を読んだ音楽評論家が、自分も同じだとそっと打ち明けます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、よい行いを「一度できればよい」と考えがちです。授業の後は、誰も見ていなくても自分との約束として続けることの尊さに気づき、そこに人としての誇りが宿ると考えることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、友人のえらさをほめて終わりがちです。教室の毎日につなげて問うと、見えないところで続く小さな行いが、周りの人と静かに響き合うことが見えてきます。
4コマで見る「そろうぞうきん」

誰にも気づかれない小さな行いは、見ていた人の心にも静かに残ります。言葉にしなくても行いが伝わっていく場面にしました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に中心発問、中央に「気分でやる一度きり」と「自分との約束として続ける」の対比、右に続けること・自分との約束・礼儀のキーワードを置きます。発問の流れはnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「小さなこと」【節度・節制/礼儀】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 見られていない小さな行いの意味を考える
- 一度きりと、続けることのちがいに目を向ける
- 続けた小さな行いが、人としての誇りになる
『小さなこと』のよくある質問
Q. 『小さなこと』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「節度・節制/礼儀」です。
Q. 『小さなこと』のあらすじは?
A. 筆者の友人は、外出先で用を足したあと、次の人がはきやすいように、はき物をそっとそろえて出てきます。ほめられるためでも見られているからでもなく、十年余り続けてきました。その話を読んだ音楽評論家が、自分も同じだとそっと打ち明けます。
Q. 『小さなこと』の授業のねらいは?
A. よい行い=一度できることという考えから、小さな行いを自分との約束として続けるという考えへ深めることです。授業の前は、よい行いを「一度できればよい」と考えがちです。授業の後は、誰も見ていなくても自分との約束として続けることの尊さに気づき、そこに人としての誇りが宿ると考えることがゴールです。
Q. 『小さなこと』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「だれも見ていない行いは、教室に何を残すだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、友人のえらさをほめて終わりがちです。教室の毎日につなげて問うと、見えないところで続く小さな行いが、周りの人と静かに響き合うことが見えてきます。
Q. 『小さなこと』の板書計画は?
A. 板書は、左に中心発問、中央に「気分でやる一度きり」と「自分との約束として続ける」の対比、右に続けること・自分との約束・礼儀のキーワードを置きます。発問の流れはnoteで紹介しています。












