「復旧にとどまらず、復興を」が偉人の話で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし元どおりに戻すだけだったら」と考えながら、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『復旧にとどまらず、復興を』(中学2年・道徳/社会参画、公共の精神)
- あらすじ:関東大震災で東京が壊滅した直後、後藤新平は、元に戻す「復旧」ではなく、命を守れる街につくり直す「復興」を目指します。巨額の計画は「大風呂敷」と批判され、部下は強行を訴えます。新平は自分の面目を捨て、計画を修正して復興を前に進めます。
- ねらい:社会をよくする=えらい人の仕事 → よりよい社会は身近なところから。自分の利害を超えて、みんなの未来のために力を尽くすことが公共の精神
- おすすめの発問:もし元どおりに戻すだけで終わっていたら?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
復旧にとどまらず、復興をのあらすじ(どんなお話?)

関東大震災で東京が壊滅した直後、後藤新平は、元に戻す「復旧」ではなく、命を守れる街につくり直す「復興」を目指します。巨額の計画は「大風呂敷」と批判され、部下は強行を訴えます。新平は自分の面目を捨て、計画を修正して復興を前に進めます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、社会をよくすることを「遠い誰かの仕事」と考えがちです。授業の後は、私利私欲を超えて社会に尽くす心にふれ、よりよい社会づくりが身近なところから始まると実感することがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、新平の偉さをたたえて終わりがちです。「もし復旧だけだったら」と考えると、未来の人のために社会をつくり直す視点に目が向きます。
4コマで見る「文化祭のあと」

元どおりにするより、よりよくつくり直すほうが手間はかかります。それでも次の人のことを考えて動く場面にしました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「復旧」と「復興」のちがいの整理、中央に新平の決断が信念を貫いたと言える理由の話し合い、右に社会参画と公共の精神のとらえ直しを置きます。展開の全体はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「復旧にとどまらず、復興を」【社会参画、公共の精神】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「復旧」と「復興」のちがいから考える
- 「もし」で、未来の人を思う視点を問う
- よりよい社会は、利害を超えた心から
『復旧にとどまらず、復興を』のよくある質問
Q. 『復旧にとどまらず、復興を』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「社会参画、公共の精神」です。
Q. 『復旧にとどまらず、復興を』のあらすじは?
A. 関東大震災で東京が壊滅した直後、後藤新平は、元に戻す「復旧」ではなく、命を守れる街につくり直す「復興」を目指します。巨額の計画は「大風呂敷」と批判され、部下は強行を訴えます。新平は自分の面目を捨て、計画を修正して復興を前に進めます。
Q. 『復旧にとどまらず、復興を』の授業のねらいは?
A. 社会をよくする=えらい人の仕事という考えから、よりよい社会は身近なところからという考えへ深めることです。授業の前は、社会をよくすることを「遠い誰かの仕事」と考えがちです。授業の後は、私利私欲を超えて社会に尽くす心にふれ、よりよい社会づくりが身近なところから始まると実感することがゴールです。
Q. 『復旧にとどまらず、復興を』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし元どおりに戻すだけで終わっていたら?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、新平の偉さをたたえて終わりがちです。「もし復旧だけだったら」と考えると、未来の人のために社会をつくり直す視点に目が向きます。
Q. 『復旧にとどまらず、復興を』の板書計画は?
A. 板書は、左に「復旧」と「復興」のちがいの整理、中央に新平の決断が信念を貫いたと言える理由の話し合い、右に社会参画と公共の精神のとらえ直しを置きます。展開の全体はnoteで紹介しています。












