社会参画の授業が「消防団はえらい」「ボランティアは大切」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では『憧れの消防団』を「もし〜だったら」の切り口で見直し、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『憧れの消防団』(中学3年・道徳/社会参画、公共の精神)
- あらすじ:幼いころから消防団に憧れていた「僕」の家が、集中豪雨で土砂に埋もれます。かけつけた団員たちは「さすけねえ」と笑顔で作業を続け、暮らしに光を取り戻してくれました。三年後、「僕」はいつか自分もその一員になりたいと願います。
- ねらい:社会を支える=仕事や義務 → 社会は支え合う意志でできている。報酬も強制もなく動く人の意志が、社会を支え合いでつないでいる
- おすすめの発問:もし団員が給料のためなら、「僕」は憧れただろうか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
憧れの消防団のあらすじ(どんなお話?)

幼いころから消防団に憧れていた「僕」の家が、集中豪雨で土砂に埋もれます。かけつけた団員たちは「さすけねえ」と笑顔で作業を続け、暮らしに光を取り戻してくれました。三年後、「僕」はいつか自分もその一員になりたいと願います。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「社会は仕事や義務で回っている」という見方です。授業の後は、一人一人の支え合おうとする意志が社会を成り立たせ、自分もその担い手の一人だと気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「助けてもらってうれしい」「消防団はえらい」で終わりがちです。もし給料のための仕事だったらと考えると、職業でも命令でもないのに動く人の意志に目が向きます。
4コマで見る「テントの片づけ」

「係の仕事だから」と、人まかせにしてしまうことはよくあります。頼まれていないのに動く人の姿を見ると、自分も支える側に回ろうと思えます。お話の考え方を、行事の後の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に社会参画の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「憧れの消防団」【社会参画、公共の精神】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし給料のためなら」と問い直す
- 社会は支え合おうとする意志でできている
- 「えらい」の押しつけで終わらせない
『憧れの消防団』のよくある質問
Q. 『憧れの消防団』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「社会参画、公共の精神」です。
Q. 『憧れの消防団』のあらすじは?
A. 幼いころから消防団に憧れていた「僕」の家が、集中豪雨で土砂に埋もれます。かけつけた団員たちは「さすけねえ」と笑顔で作業を続け、暮らしに光を取り戻してくれました。三年後、「僕」はいつか自分もその一員になりたいと願います。
Q. 『憧れの消防団』の授業のねらいは?
A. 社会を支える=仕事や義務という考えから、社会は支え合う意志でできているという考えへ深めることです。授業の前は「社会は仕事や義務で回っている」という見方です。授業の後は、一人一人の支え合おうとする意志が社会を成り立たせ、自分もその担い手の一人だと気づけることがゴールです。
Q. 『憧れの消防団』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし団員が給料のためなら、「僕」は憧れただろうか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「助けてもらってうれしい」「消防団はえらい」で終わりがちです。もし給料のための仕事だったらと考えると、職業でも命令でもないのに動く人の意志に目が向きます。
Q. 『憧れの消防団』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に社会参画の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












