ネットの授業が「知らない人に会わない」の注意で終わってしまうことはありませんか。この記事では、ありがちな失敗をもとに、さやかが少しずつ線をこえていく流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ネット上の友達』(小学5年・道徳/節度、節制)
- あらすじ:さやかは、友達と会話するアプリに夢中です。知らない「りん」と話すうちに、学校名を伝え、写真を送り、会う約束までします。当日の朝、お父さんの話を聞き、うきうきが一瞬で不安に変わります。
- ねらい:ネット=知らない人に注意 → 少しずつの線こえに自分で気づく。きまりを覚えるより、自分の使い方をふり返り、ほどよく選べる心を
- おすすめの発問:さやかは、どこから線をこえていたのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ネット上の友達のあらすじ(どんなお話?)

さやかは、友達と会話するアプリに夢中です。知らない「りん」と話すうちに、学校名を伝え、写真を送り、会う約束までします。当日の朝、お父さんの話を聞き、うきうきが一瞬で不安に変わります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「知らない人に会わない」という注意の理解です。授業の後は、線は少しずつこえてしまうものだと知り、自分の使い方をふり返れることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「さやかが悪い」で終わる失敗が起きがちです。どこから線をこえたのかを全体から問うと、少しずつの変化が自分にも起こりうると見えてきます。
4コマで見る「あと5分だけ」

「あと少し」がつみ重なると、生活のリズムがくずれていきます。注意されるより、自分で気づけたときに使い方が変わります。さやかの少しずつの変化を、身近な場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に節度の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『ネット上の友達』【節度、節制】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「さやかが悪い」で終わるのは、よくある失敗
- 線は、少しずつこえてしまうもの
- 安全と生活習慣は、一本の線でつながる
『ネット上の友達』のよくある質問
Q. 『ネット上の友達』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「節度、節制」です。
Q. 『ネット上の友達』のあらすじは?
A. さやかは、友達と会話するアプリに夢中です。知らない「りん」と話すうちに、学校名を伝え、写真を送り、会う約束までします。当日の朝、お父さんの話を聞き、うきうきが一瞬で不安に変わります。
Q. 『ネット上の友達』の授業のねらいは?
A. ネット=知らない人に注意という考えから、少しずつの線こえに自分で気づくという考えへ深めることです。授業の前は「知らない人に会わない」という注意の理解です。授業の後は、線は少しずつこえてしまうものだと知り、自分の使い方をふり返れることがゴールです。
Q. 『ネット上の友達』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「さやかは、どこから線をこえていたのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「さやかが悪い」で終わる失敗が起きがちです。どこから線をこえたのかを全体から問うと、少しずつの変化が自分にも起こりうると見えてきます。
Q. 『ネット上の友達』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に節度の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












