自然愛護の授業が「自然を大切にしよう」で終わってしまう、と悩んでいませんか。この記事では、富士山の「畏れ」と「恵み」をくらべる視点で、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『富士山を守っていくために』(中学1年・道徳/自然愛護)
- あらすじ:富士山は噴火をくり返しながら、広い土地や樹海、豊かな湧水などの恵みをもたらしてきました。信仰と芸術の山として世界文化遺産に登録されます。一方で、ごみや「白い川」の問題が起き、多くの人の努力で環境が守られてきました。
- ねらい:自然を守る=きれいごと → 自然から受け取り共に生きるために守る。人は自然の恵みを受け取ってきたからこそ、自分の身近な自然に向き合う
- おすすめの発問:こわい噴火と豊かな恵み、人は富士山から何を受け取った?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
富士山を守っていくためにのあらすじ(どんなお話?)

富士山は噴火をくり返しながら、広い土地や樹海、豊かな湧水などの恵みをもたらしてきました。信仰と芸術の山として世界文化遺産に登録されます。一方で、ごみや「白い川」の問題が起き、多くの人の努力で環境が守られてきました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「自然を大切に」という、きれいごとの言葉で終わりがちです。授業の後は、自然の畏れと恵みの両方を知り、なぜ守るのかを自分の言葉で語れることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「ごみを捨てない」で終わりがちです。畏れと恵みをくらべると、人が自然から受け取ってきたものの大きさに気づき、守る理由を自分の言葉で考えはじめます。
4コマで見る「通学路の川」

身近な自然は、当たり前すぎて目に入りにくいものです。そこから受け取ってきたものに気づくと、守ることが「きれいごと」から自分ごとに変わります。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自然愛護の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「富士山を守っていくために」【自然愛護】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 富士山の畏れと恵みをくらべて読む
- 自然から受け取ってきたものに気づく
- 「きれいごと」で終わらせない
『富士山を守っていくために』のよくある質問
Q. 『富士山を守っていくために』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「自然愛護」です。
Q. 『富士山を守っていくために』のあらすじは?
A. 富士山は噴火をくり返しながら、広い土地や樹海、豊かな湧水などの恵みをもたらしてきました。信仰と芸術の山として世界文化遺産に登録されます。一方で、ごみや「白い川」の問題が起き、多くの人の努力で環境が守られてきました。
Q. 『富士山を守っていくために』の授業のねらいは?
A. 自然を守る=きれいごとという考えから、自然から受け取り共に生きるために守るという考えへ深めることです。授業の前は「自然を大切に」という、きれいごとの言葉で終わりがちです。授業の後は、自然の畏れと恵みの両方を知り、なぜ守るのかを自分の言葉で語れることがゴールです。
Q. 『富士山を守っていくために』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「こわい噴火と豊かな恵み、人は富士山から何を受け取った?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「ごみを捨てない」で終わりがちです。畏れと恵みをくらべると、人が自然から受け取ってきたものの大きさに気づき、守る理由を自分の言葉で考えはじめます。
Q. 『富士山を守っていくために』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自然愛護の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












