ボランティアの授業が「人の役に立とう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、見落とされがちな佐藤さんに注目する切り口から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『震災の中で』(中学1年・道徳/社会参画、公共の精神)
- あらすじ:震災を経験した「私」は、家族の救出を手伝いたいのに止められ、悔しさを味わいます。三週間後、お弁当を配るボランティアを始めますが、苦情にいらだちます。文句を言う人にも笑顔で接する佐藤さんの言葉に、はっとします。
- ねらい:ボランティア=感謝されること → 人は支え合って生きている。見返りを求めず手を差し伸べる心が、社会のつながりを支えている
- おすすめの発問:佐藤さんにとって、お弁当を渡す意味とは?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
震災の中でのあらすじ(どんなお話?)

震災を経験した「私」は、家族の救出を手伝いたいのに止められ、悔しさを味わいます。三週間後、お弁当を配るボランティアを始めますが、苦情にいらだちます。文句を言う人にも笑顔で接する佐藤さんの言葉に、はっとします。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「やってあげたら感謝されるはず」という考えです。授業の後は、自分も社会の一員として、人と支え合って生きていると気づき、日常での関わり方を考えることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに「私」の気持ちを聞くと、佐藤さんへの感心で終わりがちです。佐藤さんにとっての意味を問うと、感謝を前提にしない支え合いの心と、社会の一員としての自覚が見えてきます。
4コマで見る「ありがとうは?」

「やってあげたのに」という気持ちは、だれにでもあります。お礼より先に、相手の役に立つことそのものに意味があると感じられたとき、関わり方が変わります。
板書計画は3つのエリア

左に「感謝されるはず」という今の考え、中央に佐藤さんが笑顔でいられた理由を問う中心発問、右に社会の一員としてのとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「震災の中で」【社会参画、公共の精神】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 見落とされがちな佐藤さんの姿に注目する
- 「やってあげたのに」を揺さぶる
- 人は支え合って生きる社会の一員だと自覚する
『震災の中で』のよくある質問
Q. 『震災の中で』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「社会参画、公共の精神」です。
Q. 『震災の中で』のあらすじは?
A. 震災を経験した「私」は、家族の救出を手伝いたいのに止められ、悔しさを味わいます。三週間後、お弁当を配るボランティアを始めますが、苦情にいらだちます。文句を言う人にも笑顔で接する佐藤さんの言葉に、はっとします。
Q. 『震災の中で』の授業のねらいは?
A. ボランティア=感謝されることという考えから、人は支え合って生きているという考えへ深めることです。授業の前は「やってあげたら感謝されるはず」という考えです。授業の後は、自分も社会の一員として、人と支え合って生きていると気づき、日常での関わり方を考えることがゴールです。
Q. 『震災の中で』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「佐藤さんにとって、お弁当を渡す意味とは?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに「私」の気持ちを聞くと、佐藤さんへの感心で終わりがちです。佐藤さんにとっての意味を問うと、感謝を前提にしない支え合いの心と、社会の一員としての自覚が見えてきます。
Q. 『震災の中で』の板書計画は?
A. 左に「感謝されるはず」という今の考え、中央に佐藤さんが笑顔でいられた理由を問う中心発問、右に社会の一員としてのとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












