公正、公平の授業が「差別はいけない」の確認で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、もしマンデラが憎しみを選んでいたら、という問いを切り口に、教材の流れとゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ネルソン・マンデラ』(中学3年・道徳/公正、公平、社会正義)
- あらすじ:南アフリカのマンデラは、人種隔離政策アパルトヘイトに抵抗し、終身刑となります。二十七年の獄中で白人の言葉を学び、看守と対話して白人の不安や恐怖に気づきました。大統領となり、国民にラグビーの応援を呼びかけます。
- ねらい:公正=差別をしないこと → 相手の弱さを見ぬき受け入れる強さ。憎むことを学べるなら、受け入れることも学べる
- おすすめの発問:もしマンデラが憎み続けたら、国はどうなっていただろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ネルソン・マンデラのあらすじ(どんなお話?)

南アフリカのマンデラは、人種隔離政策アパルトヘイトに抵抗し、終身刑となります。二十七年の獄中で白人の言葉を学び、看守と対話して白人の不安や恐怖に気づきました。大統領となり、国民にラグビーの応援を呼びかけます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、公正・公平を「差別をしないこと」という知識で考えがちです。授業の後は、差別する側の弱さと受け入れる側の強さに気づき、公正さを自分の言葉で語れることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「えらい人」という賞賛で止まりがちです。「もし憎み続けたら」と問うと、受け入れる道がなぜ必要だったかが見え、差別する側の恐怖にも目が向きます。
4コマで見る「もめた班と」

もめた相手を「敵」と決めると、話し合いは止まってしまいます。相手もまた不安を抱えていると気づいたとき、受け入れる一歩が生まれます。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に差別と投獄の経緯、中央に敵の言葉を学び看守と対話したマンデラの心の変化、右に差別する側の弱さと受け入れる側の強さを置きます。全体はnoteの指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「ネルソン・マンデラ」【公正、公平、社会正義】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「差別はだめ」で終わらせない
- もし憎み続けたらと考える
- 受け入れることも学べる
『ネルソン・マンデラ』のよくある質問
Q. 『ネルソン・マンデラ』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「公正、公平、社会正義」です。
Q. 『ネルソン・マンデラ』のあらすじは?
A. 南アフリカのマンデラは、人種隔離政策アパルトヘイトに抵抗し、終身刑となります。二十七年の獄中で白人の言葉を学び、看守と対話して白人の不安や恐怖に気づきました。大統領となり、国民にラグビーの応援を呼びかけます。
Q. 『ネルソン・マンデラ』の授業のねらいは?
A. 公正=差別をしないことという考えから、相手の弱さを見ぬき受け入れる強さという考えへ深めることです。授業の前は、公正・公平を「差別をしないこと」という知識で考えがちです。授業の後は、差別する側の弱さと受け入れる側の強さに気づき、公正さを自分の言葉で語れることがゴールです。
Q. 『ネルソン・マンデラ』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もしマンデラが憎み続けたら、国はどうなっていただろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「えらい人」という賞賛で止まりがちです。「もし憎み続けたら」と問うと、受け入れる道がなぜ必要だったかが見え、差別する側の恐怖にも目が向きます。
Q. 『ネルソン・マンデラ』の板書計画は?
A. 板書は、左に差別と投獄の経緯、中央に敵の言葉を学び看守と対話したマンデラの心の変化、右に差別する側の弱さと受け入れる側の強さを置きます。全体はnoteの指導案で紹介しています。












