「厳かなるもの」が「きれいだね」「すごいね」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、自然や芸術がもつ「こわさ」と「美しさ」をくらべながら、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『厳かなるもの』(中学2年・道徳/感動、畏敬の念)
- あらすじ:この教材は物語ではなく、巨木、海底火山、渦潮、一夜だけ咲く花、人々が恐れながらも描き続けた富士山など、人の力を超えた自然や芸術を並べた読み物です。出会ったとき、なぜ心が揺さぶられるのかを問いかけます。
- ねらい:感動=きれい・すごいと思うこと → 畏敬は自分を大きな世界とつなぐ。自分の小ささを知ることが、自分を大きな世界とつなげてくれる
- おすすめの発問:「こわい」と「美しい」は、なぜ同時に起きるのか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
厳かなるもののあらすじ(どんなお話?)

この教材は物語ではなく、巨木、海底火山、渦潮、一夜だけ咲く花、人々が恐れながらも描き続けた富士山など、人の力を超えた自然や芸術を並べた読み物です。出会ったとき、なぜ心が揺さぶられるのかを問いかけます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「きれい」「すごい」で感動を片づけがちです。授業の後は、恐れと憧れが同居する心の動きを自分の言葉でとらえ直し、畏敬の念の正体に気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、感想のことばが並ぶだけになりがちです。恐れと美しさをくらべると、二つが同時に起きる不思議から、畏敬の念の正体に近づけます。
4コマで見る「夜空の下で」

こわさと美しさを同時に感じる体験は、だれにでもあります。自分の小ささを知ることが、大きな世界とつながる感覚を生みます。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「心が動いた瞬間」のいまの考え、中央に大きなものの前でなぜ頭を垂れるのかの話し合い、右に畏敬の念のとらえ直しを置く3つのエリアです。展開はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「厳かなるもの」【感動、畏敬の念】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「きれい」「すごい」で止めない
- 恐れと美しさをくらべて問う
- 畏敬の念は、自分を大きな世界とつなぐ
『厳かなるもの』のよくある質問
Q. 『厳かなるもの』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「感動、畏敬の念」です。
Q. 『厳かなるもの』のあらすじは?
A. この教材は物語ではなく、巨木、海底火山、渦潮、一夜だけ咲く花、人々が恐れながらも描き続けた富士山など、人の力を超えた自然や芸術を並べた読み物です。出会ったとき、なぜ心が揺さぶられるのかを問いかけます。
Q. 『厳かなるもの』の授業のねらいは?
A. 感動=きれい・すごいと思うことという考えから、畏敬は自分を大きな世界とつなぐという考えへ深めることです。授業の前は「きれい」「すごい」で感動を片づけがちです。授業の後は、恐れと憧れが同居する心の動きを自分の言葉でとらえ直し、畏敬の念の正体に気づくことがゴールです。
Q. 『厳かなるもの』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「こわい」と「美しい」は、なぜ同時に起きるのか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、感想のことばが並ぶだけになりがちです。恐れと美しさをくらべると、二つが同時に起きる不思議から、畏敬の念の正体に近づけます。
Q. 『厳かなるもの』の板書計画は?
A. 板書は、左に「心が動いた瞬間」のいまの考え、中央に大きなものの前でなぜ頭を垂れるのかの話し合い、右に畏敬の念のとらえ直しを置く3つのエリアです。展開はnoteで紹介しています。












