感動の授業が「すごい」「かっこいい」の感想で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、なにごともなかったように声をかけた先頭のツルに目を向けて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『百羽のツル』(小学3年・道徳/感動、畏敬の念)
- あらすじ:百羽のツルが、みずうみをめざして休まずとんでいます。あとひといきのところで、病気をないしょにしていた子どものツルがおちはじめます。九十九羽はいっせいにおり、羽を組んだ白いあみでうけとめました。
- ねらい:うつくしい=景色や物がきれい → 仲間を思って動く心もうつくしい。美しいのは羽や夜空だけでなく、仲間を思って迷わず動く心のあり方
- おすすめの発問:先頭のツルは、なぜなにごともなかったように?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
百羽のツルのあらすじ(どんなお話?)

百羽のツルが、みずうみをめざして休まずとんでいます。あとひといきのところで、病気をないしょにしていた子どものツルがおちはじめます。九十九羽はいっせいにおり、羽を組んだ白いあみでうけとめました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「うつくしい」を景色や物で考えがちです。授業の後は、仲間を思って迷わず動く心のあり方にも、心を動かされるうつくしさがあると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと「すごい」「やさしい」で終わりがちです。なにごともなかったように声をかけた先頭のツルに目を向けると、当たり前のように仲間を思う心の気高さに子どもが気づきはじめます。
4コマで見る「リレーの日」

仲間の失敗に、つい声をあらげてしまうことがあります。何事もなかったように支える姿は、見ている人の心も動かします。先頭のツルの気高さを、体育の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に心のうつくしさをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 3年『百羽のツル』【感動、畏敬の念】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 先頭のツルのふるまいに、気高さが見える
- うつくしいのは、仲間を思って動く心
- 「すごい」で終わらせず、心のあり方を問う
『百羽のツル』のよくある質問
Q. 『百羽のツル』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学3年の道徳の教材で、内容項目は「感動、畏敬の念」です。
Q. 『百羽のツル』のあらすじは?
A. 百羽のツルが、みずうみをめざして休まずとんでいます。あとひといきのところで、病気をないしょにしていた子どものツルがおちはじめます。九十九羽はいっせいにおり、羽を組んだ白いあみでうけとめました。
Q. 『百羽のツル』の授業のねらいは?
A. うつくしい=景色や物がきれいという考えから、仲間を思って動く心もうつくしいという考えへ深めることです。授業の前は「うつくしい」を景色や物で考えがちです。授業の後は、仲間を思って迷わず動く心のあり方にも、心を動かされるうつくしさがあると気づくことがゴールです。
Q. 『百羽のツル』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「先頭のツルは、なぜなにごともなかったように?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと「すごい」「やさしい」で終わりがちです。なにごともなかったように声をかけた先頭のツルに目を向けると、当たり前のように仲間を思う心の気高さに子どもが気づきはじめます。
Q. 『百羽のツル』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に心のうつくしさをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












