『七つぼし』が「ふしぎなお話だったね」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、見落とされがちなおかあさんの姿に目を向けて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『七つぼし』(小学1年・道徳/感動,畏敬の念)
- あらすじ:日でりのむかし、女の子は病気のおかあさんのために水をさがします。自分ものみたいのをがまんして水をさし出すたび、ひしゃくは銀、金へとかわります。最後はたび人にさし出し、夜空のひしゃくぼしになりました。
- ねらい:ふしぎできれいなお話 → 相手を思う心がうつくしい。相手を思う心がつながるたび、ひしゃくはかがやきを増す
- おすすめの発問:おかあさんがゆずったとき、なぜひしゃくは金になった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
七つぼしのあらすじ(どんなお話?)

日でりのむかし、女の子は病気のおかあさんのために水をさがします。自分ものみたいのをがまんして水をさし出すたび、ひしゃくは銀、金へとかわります。最後はたび人にさし出し、夜空のひしゃくぼしになりました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「ふしぎなお話」「やさしい女の子」という受けとめです。授業の後は、相手を思う心そのものをうつくしいと感じ、すがすがしい気持ちを味わえることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、女の子の気持ちをなぞって終わりがちです。自分は飲まずに水をゆずったおかあさんに目を向けると、ゆずる心が人から人へつながっていることが見えてきます。
4コマで見る「ゆずる心」

ゆずってもらった人は、次にゆずる人になります。お話のおかあさんと女の子のように、相手を思う心がつながる場面を、教室の色紙に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に心のうつくしさをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。ひしゃくの変化を使った板書の全体はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 1年『七つぼし』【感動,畏敬の念】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 見落とされがちなおかあさんの心にも目を向ける
- ひしゃくの変化は、心の動きと重なっている
- ふしぎから、心のうつくしさを味わう
『七つぼし』のよくある質問
Q. 『七つぼし』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学1年の道徳の教材で、内容項目は「感動,畏敬の念」です。
Q. 『七つぼし』のあらすじは?
A. 日でりのむかし、女の子は病気のおかあさんのために水をさがします。自分ものみたいのをがまんして水をさし出すたび、ひしゃくは銀、金へとかわります。最後はたび人にさし出し、夜空のひしゃくぼしになりました。
Q. 『七つぼし』の授業のねらいは?
A. ふしぎできれいなお話という考えから、相手を思う心がうつくしいという考えへ深めることです。授業の前は「ふしぎなお話」「やさしい女の子」という受けとめです。授業の後は、相手を思う心そのものをうつくしいと感じ、すがすがしい気持ちを味わえることがゴールです。
Q. 『七つぼし』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「おかあさんがゆずったとき、なぜひしゃくは金になった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、女の子の気持ちをなぞって終わりがちです。自分は飲まずに水をゆずったおかあさんに目を向けると、ゆずる心が人から人へつながっていることが見えてきます。
Q. 『七つぼし』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に心のうつくしさをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。ひしゃくの変化を使った板書の全体はnoteで紹介しています。












