感動の授業が「きれいだったね」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、男といっしょに種を待った少年に目を向けて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『アルソミトラの空』(小学5年・道徳/感動,畏敬の念)
- あらすじ:有名になるために、空を旅する種の写真をとりに来たカメラマンの男。もうすぐ村を出る少年と、毎日いっしょに種が飛ぶのを待ちます。最後の日の夜明け、種が飛び立つと、男はカメラのこともわすれて少年と見送りました。
- ねらい:感動=きれいなものを見ること → 感動は 損得をこえて生き方を変える力。自然の美しさや命の気高さに心を打たれると、目的さえわすれる
- おすすめの発問:少年は、男の心に何をとどけたのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
アルソミトラの空のあらすじ(どんなお話?)

有名になるために、空を旅する種の写真をとりに来たカメラマンの男。もうすぐ村を出る少年と、毎日いっしょに種が飛ぶのを待ちます。最後の日の夜明け、種が飛び立つと、男はカメラのこともわすれて少年と見送りました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「感動はきれいなものを見ること」という見方です。授業の後は、美しいものや気高いものに心を動かされる経験が、損得をこえて人を変えると気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、きれいだったという感想で止まりがちです。少年に目を向けると、男の心を動かしたのが種の美しさだけではないことを、子どもがお話全体から考えはじめます。
4コマで見る「羽化の朝」

目的に夢中なときほど、目の前の美しさを見のがしがちです。となりで素直に見つめる友だちがいると、心が動きます。そんな瞬間を、理科の観察の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に感動する心をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『アルソミトラの空』【感動,畏敬の念】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 少年に目を向けると、男の感動が深まる
- 感動は、損得をこえて人を変える
- 場面発問より、見落とされがちな人から問う
『アルソミトラの空』のよくある質問
Q. 『アルソミトラの空』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「感動,畏敬の念」です。
Q. 『アルソミトラの空』のあらすじは?
A. 有名になるために、空を旅する種の写真をとりに来たカメラマンの男。もうすぐ村を出る少年と、毎日いっしょに種が飛ぶのを待ちます。最後の日の夜明け、種が飛び立つと、男はカメラのこともわすれて少年と見送りました。
Q. 『アルソミトラの空』の授業のねらいは?
A. 感動=きれいなものを見ることという考えから、感動は 損得をこえて生き方を変える力という考えへ深めることです。授業の前は「感動はきれいなものを見ること」という見方です。授業の後は、美しいものや気高いものに心を動かされる経験が、損得をこえて人を変えると気づくのがゴールです。
Q. 『アルソミトラの空』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「少年は、男の心に何をとどけたのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、きれいだったという感想で止まりがちです。少年に目を向けると、男の心を動かしたのが種の美しさだけではないことを、子どもがお話全体から考えはじめます。
Q. 『アルソミトラの空』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に感動する心をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












