畏敬の念の授業は、ことばにしにくくてなやみませんか。この記事では、題名の「語った」に注目して、一本松が語り手となる物語の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『一本松は語った』(小学5年・道徳/感動、畏敬の念)
- あらすじ:大つなみで、七万本の仲間も人も流され、一本松だけが残ります。泣き続ける一本松を、生き残った人間たちは勇気だと言って世話をしました。昔の話を語るうちに、一本松は残してもらったのだと気づき、松原を守り続けると決めます。
- ねらい:一本残ってすごい → 人の力をこえたものに頭が下がる。自然のこわさと命の力強さ、つながれた思いに、うやまう心が生まれる
- おすすめの発問:一本松は、だれに、何を語りたかったのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
一本松は語ったのあらすじ(どんなお話?)

大つなみで、七万本の仲間も人も流され、一本松だけが残ります。泣き続ける一本松を、生き残った人間たちは勇気だと言って世話をしました。昔の話を語るうちに、一本松は残してもらったのだと気づき、松原を守り続けると決めます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「一本残ってすごい」という受け止めです。授業の後は、自然のおそろしさと命の力、三百年以上つながれた思いの重みに、うやまう気持ちをもつことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、気持ちの上がり下がりで終わりがちです。題名の「語った」に目を向けると、一本松が伝えたかった三百年の命と思いの重みに、子どもが向き合いはじめます。
4コマで見る「庭の古い木」

長く生きてきたものの前では、自然と心が静かになります。そこに人の思いが重なっていると知ると、うやまう気持ちが生まれます。一本松の語りを、家の庭の木に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に畏敬の念の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『一本松は語った』【感動、畏敬の念】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 題名の「語った」が、一本松の思いを読むカギ
- 自然のこわさと命の力強さ、その両方
- 三百年つながれた命と思いに、頭が下がる
『一本松は語った』のよくある質問
Q. 『一本松は語った』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「感動、畏敬の念」です。
Q. 『一本松は語った』のあらすじは?
A. 大つなみで、七万本の仲間も人も流され、一本松だけが残ります。泣き続ける一本松を、生き残った人間たちは勇気だと言って世話をしました。昔の話を語るうちに、一本松は残してもらったのだと気づき、松原を守り続けると決めます。
Q. 『一本松は語った』の授業のねらいは?
A. 一本残ってすごいという考えから、人の力をこえたものに頭が下がるという考えへ深めることです。授業の前は「一本残ってすごい」という受け止めです。授業の後は、自然のおそろしさと命の力、三百年以上つながれた思いの重みに、うやまう気持ちをもつことがゴールです。
Q. 『一本松は語った』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「一本松は、だれに、何を語りたかったのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、気持ちの上がり下がりで終わりがちです。題名の「語った」に目を向けると、一本松が伝えたかった三百年の命と思いの重みに、子どもが向き合いはじめます。
Q. 『一本松は語った』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に畏敬の念の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












