「一枚も撮れなかったのに感動した」という結末を、生徒にどう考えさせるか、なやんでいませんか。この記事では、「もし毎晩オーロラが出たら」と考える切り口から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『オーロラの向こうに』(中学1年・道徳/感動、畏敬の念)
- あらすじ:写真家の「僕」は、アラスカの氷河の上でオーロラを待ちます。オーロラは現れず、大雪と強風、マイナス50度の寒さが命をおびやかします。一枚も撮れないまま一か月が過ぎますが、「僕」は思いどおりにならない自然に最高の感動を見いだします。
- ねらい:自然=美しいもの → 思いどおりにならない自然に心が震える。人の力のおよばない自然の前で、自分の小ささと感動を知る
- おすすめの発問:もしオーロラが毎晩、思いどおりに出たら?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
オーロラの向こうにのあらすじ(どんなお話?)

写真家の「僕」は、アラスカの氷河の上でオーロラを待ちます。オーロラは現れず、大雪と強風、マイナス50度の寒さが命をおびやかします。一枚も撮れないまま一か月が過ぎますが、「僕」は思いどおりにならない自然に最高の感動を見いだします。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「自然は美しいもの」という、ばくぜんとしたイメージです。授業の後は、人間の思いどおりにならない自然だからこそ心が震え、そこに畏敬の念が生まれると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「つらかったけどがんばった」という努力の話になりがちです。思いどおりに出る自然を想像させると、感動の正体が人の力のおよばない大きさにあることが見えてきます。
4コマで見る「霧の朝」

見たかった日の出は見られませんでした。それでも、山を流れていく霧の大きさに、ミオは言葉を失います。思いどおりにならない自然に心が動く体験を、家族の山登りに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に感動、畏敬の念をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「オーロラの向こうに」【感動、畏敬の念】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし思いどおりに出たら」と考える
- 思いどおりにならない自然に心が震える
- 人の力のおよばないものへの畏敬の念
『オーロラの向こうに』のよくある質問
Q. 『オーロラの向こうに』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「感動、畏敬の念」です。
Q. 『オーロラの向こうに』のあらすじは?
A. 写真家の「僕」は、アラスカの氷河の上でオーロラを待ちます。オーロラは現れず、大雪と強風、マイナス50度の寒さが命をおびやかします。一枚も撮れないまま一か月が過ぎますが、「僕」は思いどおりにならない自然に最高の感動を見いだします。
Q. 『オーロラの向こうに』の授業のねらいは?
A. 自然=美しいものという考えから、思いどおりにならない自然に心が震えるという考えへ深めることです。授業の前は「自然は美しいもの」という、ばくぜんとしたイメージです。授業の後は、人間の思いどおりにならない自然だからこそ心が震え、そこに畏敬の念が生まれると気づくことがゴールです。
Q. 『オーロラの向こうに』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もしオーロラが毎晩、思いどおりに出たら?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「つらかったけどがんばった」という努力の話になりがちです。思いどおりに出る自然を想像させると、感動の正体が人の力のおよばない大きさにあることが見えてきます。
Q. 『オーロラの向こうに』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に感動、畏敬の念をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












