「挑戦はすばらしい」で終わってしまい、探究の授業が深まらない、となやんでいませんか。この記事では、岸田さんが大学で合唱の実験をする前と後で、技術の見方がどう変わったかに注目して、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ゲームから広がる可能性』(中学1年・道徳/真理の探究、創造)
- あらすじ:岸田さんは大学で、離れた学校をつないで合唱するシステムに挑み、目をかがやかせる子どもたちの姿を見ます。大ヒットゲームを作ったあと、障害のある人を支える会社へ移り、試行錯誤を重ねたアプリは世界中に広がりました。
- ねらい:成功したらそれでゴール → 形にして出し続けることに価値がある。うまくいくか分からなくても、小さなアイデアを形にして出し続ける
- おすすめの発問:合唱の実験の前と後で、技術の見方はどう変わった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ゲームから広がる可能性のあらすじ(どんなお話?)

岸田さんは大学で、離れた学校をつないで合唱するシステムに挑み、目をかがやかせる子どもたちの姿を見ます。大ヒットゲームを作ったあと、障害のある人を支える会社へ移り、試行錯誤を重ねたアプリは世界中に広がりました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「大きな成功をしたらそれでゴール」という考えです。授業の後は、うまくいくか分からなくても、新しいアイデアを形にして出し続けることに探究と創造の価値があると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「すごい挑戦だ」という感想で終わりがちです。合唱の実験の前と後をくらべると、技術を人の心を動かすために使いたいという思いが見え、成功のあとも挑み続けた理由に近づけます。
4コマで見る「文化祭の企画」

弟のひとことの前と後で、ミオにとって企画の意味が変わります。だれかの笑顔のために、うまくいくか分からない案を試してみる。岸田さんの探究心を、文化祭の企画づくりに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に真理の探究、創造をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「ゲームから広がる可能性」【真理の探究、創造】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 合唱の実験の前と後をくらべる
- 技術は、人の心を動かすためにも使える
- 形にして出し続けることに価値がある
『ゲームから広がる可能性』のよくある質問
Q. 『ゲームから広がる可能性』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「真理の探究、創造」です。
Q. 『ゲームから広がる可能性』のあらすじは?
A. 岸田さんは大学で、離れた学校をつないで合唱するシステムに挑み、目をかがやかせる子どもたちの姿を見ます。大ヒットゲームを作ったあと、障害のある人を支える会社へ移り、試行錯誤を重ねたアプリは世界中に広がりました。
Q. 『ゲームから広がる可能性』の授業のねらいは?
A. 成功したらそれでゴールという考えから、形にして出し続けることに価値があるという考えへ深めることです。授業の前は「大きな成功をしたらそれでゴール」という考えです。授業の後は、うまくいくか分からなくても、新しいアイデアを形にして出し続けることに探究と創造の価値があると気づくことがゴールです。
Q. 『ゲームから広がる可能性』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「合唱の実験の前と後で、技術の見方はどう変わった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「すごい挑戦だ」という感想で終わりがちです。合唱の実験の前と後をくらべると、技術を人の心を動かすために使いたいという思いが見え、成功のあとも挑み続けた理由に近づけます。
Q. 『ゲームから広がる可能性』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に真理の探究、創造をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












