国際理解の授業が「すごい人がいた」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では「もし医療だけを続けていたら」という切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『真珠の水――中村哲』(中学2年・道徳/国際理解、国際親善)
- あらすじ:医師の中村哲さんは、アフガニスタンで35年にわたり活動を続けました。大干ばつと汚れた水に苦しむ現実を前に、医療から離れて独学で土木を学び、井戸を掘り、全長25キロの用水路を築いて大地に緑を取り戻しました。
- ねらい:国際貢献=遠い国への特別な行為 → 目の前の人の必要に本気で寄りそうこと。相手が本当に必要なものに寄りそう姿勢が、国のちがいをこえる
- おすすめの発問:もし医療だけを続けたら、何が救えなかった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
真珠の水――中村哲のあらすじ(どんなお話?)

医師の中村哲さんは、アフガニスタンで35年にわたり活動を続けました。大干ばつと汚れた水に苦しむ現実を前に、医療から離れて独学で土木を学び、井戸を掘り、全長25キロの用水路を築いて大地に緑を取り戻しました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、国際貢献を「遠い国への特別なこと」と考えがちです。授業の後は、目の前の人の必要に本気で寄りそうことの延長に国際貢献があると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、偉人をたたえる話で終わりがちです。「もし医療だけを続けていたら」と考えると、専門を手放してまで水を求めた思いと、目の前の人に寄りそう姿勢に、生徒が目を向けます。
4コマで見る「本当の助け」

助けたい気持ちがあっても、相手が本当に困っていることとずれることがあります。お話の「寄りそう姿勢」を、外国から来た転校生との場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「遠い国の話」という生徒のいまの考え、中央に医療から水へと踏み出した思いの話し合い、右に国際貢献をとらえ直すことばを置きます。くわしい板書はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「真珠の水――中村哲」【国際理解、国際親善】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし医療だけなら」で思いが見えてくる
- 国際貢献は、目の前の人に寄りそうことから
- 偉人の称賛より、行動の転換を問う
『真珠の水――中村哲』のよくある質問
Q. 『真珠の水――中村哲』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際親善」です。
Q. 『真珠の水――中村哲』のあらすじは?
A. 医師の中村哲さんは、アフガニスタンで35年にわたり活動を続けました。大干ばつと汚れた水に苦しむ現実を前に、医療から離れて独学で土木を学び、井戸を掘り、全長25キロの用水路を築いて大地に緑を取り戻しました。
Q. 『真珠の水――中村哲』の授業のねらいは?
A. 国際貢献=遠い国への特別な行為という考えから、目の前の人の必要に本気で寄りそうことという考えへ深めることです。授業の前は、国際貢献を「遠い国への特別なこと」と考えがちです。授業の後は、目の前の人の必要に本気で寄りそうことの延長に国際貢献があると気づくことがゴールです。
Q. 『真珠の水――中村哲』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし医療だけを続けたら、何が救えなかった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、偉人をたたえる話で終わりがちです。「もし医療だけを続けていたら」と考えると、専門を手放してまで水を求めた思いと、目の前の人に寄りそう姿勢に、生徒が目を向けます。
Q. 『真珠の水――中村哲』の板書計画は?
A. 板書は、左に「遠い国の話」という生徒のいまの考え、中央に医療から水へと踏み出した思いの話し合い、右に国際貢献をとらえ直すことばを置きます。くわしい板書はnoteで紹介しています。












