国際理解の授業が「ちがいを認めよう」の確認で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、見落とされがちなミキの善意に光を当てて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『外国から来た転校生』(中学3年・道徳/国際理解、国際貢献)
- あらすじ:コジマくんのクラスに、ブラジルからエレナが転校してきます。ピアスに気づいたミキは、校則だから外すように伝えますが、エレナは断ります。悩んだコジマくんが説明に行くと、エレナはピアスが母の愛だと語ります。
- ねらい:国際理解=ルールに合わせる → その人が大切にするものを知り認め合う。文化のちがいは見た目でなく、その人が大切にしているもののちがい
- おすすめの発問:ミキの「かわいそう」は、何を前提にしていた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
外国から来た転校生のあらすじ(どんなお話?)

コジマくんのクラスに、ブラジルからエレナが転校してきます。ピアスに気づいたミキは、校則だから外すように伝えますが、エレナは断ります。悩んだコジマくんが説明に行くと、エレナはピアスが母の愛だと語ります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「日本のルールに合わせればいい」という見方です。授業の後は、文化のちがいをその人が大切にしているもののちがいととらえ、ともに生きる道を考えられることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、ピアスを外すべきかどうかの言い合いになりがちです。悪意のないミキの言葉に目を向けると、親切の中にある当たり前の前提に気づき、文化のちがいを考えなおせます。
4コマで見る「当たり前の親切」

親切のつもりの一言にも、自分の当たり前がかくれています。相手の大切にしているものを聞くと、ともに過ごす工夫が見えてきます。見落とされがちなミキの善意を、教室の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際理解の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「外国から来た転校生」【国際理解、国際貢献】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 悪意のないミキの言葉に目を向ける
- 文化のちがいは、大切にしているもののちがい
- 合わせるか合わせてもらうかの二択をこえる
『外国から来た転校生』のよくある質問
Q. 『外国から来た転校生』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際貢献」です。
Q. 『外国から来た転校生』のあらすじは?
A. コジマくんのクラスに、ブラジルからエレナが転校してきます。ピアスに気づいたミキは、校則だから外すように伝えますが、エレナは断ります。悩んだコジマくんが説明に行くと、エレナはピアスが母の愛だと語ります。
Q. 『外国から来た転校生』の授業のねらいは?
A. 国際理解=ルールに合わせるという考えから、その人が大切にするものを知り認め合うという考えへ深めることです。授業の前は「日本のルールに合わせればいい」という見方です。授業の後は、文化のちがいをその人が大切にしているもののちがいととらえ、ともに生きる道を考えられることがゴールです。
Q. 『外国から来た転校生』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「ミキの「かわいそう」は、何を前提にしていた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、ピアスを外すべきかどうかの言い合いになりがちです。悪意のないミキの言葉に目を向けると、親切の中にある当たり前の前提に気づき、文化のちがいを考えなおせます。
Q. 『外国から来た転校生』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際理解の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












