にんじんの話をすると「作った人に感謝しよう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、感謝の授業に流れるよくある失敗をさけて、自分の健康を自分で考えはじめる節度の授業を図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ふるさときゅうしょく』(小学2年・道徳/節度、節制)
- あらすじ:「わたし」は、祖父母が畑で作るにんじんがずっと苦手でした。家でおっきりこみが出た日、二人の姿や言葉がうかび、思い切って食べると少しおいしく感じます。ふるさと給食の日、ほかにも健康のためにできることをさがそうと考えます。
- ねらい:好ききらいはだめなこと → 自分の健康を自分で考える。苦手を一口食べた小さな成功が、自分の体を守る気持ちになる
- おすすめの発問:にんじんが食べられたあと、「わたし」は何に気づいた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ふるさときゅうしょくのあらすじ(どんなお話?)

「わたし」は、祖父母が畑で作るにんじんがずっと苦手でした。家でおっきりこみが出た日、二人の姿や言葉がうかび、思い切って食べると少しおいしく感じます。ふるさと給食の日、ほかにも健康のためにできることをさがそうと考えます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「好ききらいはだめ」というきまりの理解です。授業の後は、人に言われたからではなく、自分の体のことを自分で考えはじめる気持ちに気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

よくある失敗は、祖父母への感謝だけを取り上げてしまうことです。食べられたあとの「わたし」に目を向けると、自分の健康を自分で考えるという節度のねらいに近づきます。
4コマで見る「ひと口」

「好ききらいはだめ」と言われるより、自分でできた小さな成功のほうが、子どもを動かします。お話の考え方を、給食の苦手なおかずの場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に節度の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 2年『ふるさときゅうしょく』【節度、節制】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 感謝の授業に流れないように気をつける
- 小さな成功が、健康を考えるきっかけになる
- 自分の体のことを自分で考える心を育てる
『ふるさときゅうしょく』のよくある質問
Q. 『ふるさときゅうしょく』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学2年の道徳の教材で、内容項目は「節度、節制」です。
Q. 『ふるさときゅうしょく』のあらすじは?
A. 「わたし」は、祖父母が畑で作るにんじんがずっと苦手でした。家でおっきりこみが出た日、二人の姿や言葉がうかび、思い切って食べると少しおいしく感じます。ふるさと給食の日、ほかにも健康のためにできることをさがそうと考えます。
Q. 『ふるさときゅうしょく』の授業のねらいは?
A. 好ききらいはだめなことという考えから、自分の健康を自分で考えるという考えへ深めることです。授業の前は「好ききらいはだめ」というきまりの理解です。授業の後は、人に言われたからではなく、自分の体のことを自分で考えはじめる気持ちに気づけることがゴールです。
Q. 『ふるさときゅうしょく』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「にんじんが食べられたあと、「わたし」は何に気づいた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。よくある失敗は、祖父母への感謝だけを取り上げてしまうことです。食べられたあとの「わたし」に目を向けると、自分の健康を自分で考えるという節度のねらいに近づきます。
Q. 『ふるさときゅうしょく』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に節度の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












