よりよく生きる喜びの授業が「大津コーチはすごい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、手紙を受け取る前と後の弘志をくらべる切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。病気を扱う教材なので、子どもへの配慮も忘れずに。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『生きることをあきらめない』(小学6年・道徳/よりよく生きる喜び)
- あらすじ:弘志が野球を続けられたのは、大津コーチのおかげでした。そのコーチは、治療薬のない難病ALSでした。けがでレギュラーを外れても声の限り応援する弘志に、コーチが目を動かして書いた手紙がとどきます。
- ねらい:生きる喜び=楽しいことをする → 生きる喜びの核には前に進む希望がある。生きがいがあるから人は前に進める。その核にあるのが希望
- おすすめの発問:手紙を読む前と後で、弘志の何が変わった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
生きることをあきらめないのあらすじ(どんなお話?)

弘志が野球を続けられたのは、大津コーチのおかげでした。そのコーチは、治療薬のない難病ALSでした。けがでレギュラーを外れても声の限り応援する弘志に、コーチが目を動かして書いた手紙がとどきます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「おいしいものを食べたとき」のような一時の喜びのイメージです。授業の後は、生きる喜びの核には希望があり、生きがいがあるから人は前に進めると、自分の心の動きとして考えることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、コーチをほめて自分とは別の話になりがちです。手紙の前と後で弘志をくらべると、人を前に進ませる希望とは何かを、自分の心の動きとして考えられます。
4コマで見る「前を向く理由」

人は、だれかの思いにふれたとき、もう一度前を向けることがあります。生きる喜びの核にある「希望」は、特別な人だけのものではなく、教室の毎日の中にもあります。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に生きる喜びの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『生きることをあきらめない』【よりよく生きる喜び】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 手紙の前と後で、弘志の変化をくらべる
- 生きる喜びの核には、前に進む希望がある
- すごい人で終わらせず、同じ人間として考える
『生きることをあきらめない』のよくある質問
Q. 『生きることをあきらめない』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「よりよく生きる喜び」です。
Q. 『生きることをあきらめない』のあらすじは?
A. 弘志が野球を続けられたのは、大津コーチのおかげでした。そのコーチは、治療薬のない難病ALSでした。けがでレギュラーを外れても声の限り応援する弘志に、コーチが目を動かして書いた手紙がとどきます。
Q. 『生きることをあきらめない』の授業のねらいは?
A. 生きる喜び=楽しいことをするという考えから、生きる喜びの核には前に進む希望があるという考えへ深めることです。授業の前は「おいしいものを食べたとき」のような一時の喜びのイメージです。授業の後は、生きる喜びの核には希望があり、生きがいがあるから人は前に進めると、自分の心の動きとして考えることがゴールです。
Q. 『生きることをあきらめない』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「手紙を読む前と後で、弘志の何が変わった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、コーチをほめて自分とは別の話になりがちです。手紙の前と後で弘志をくらべると、人を前に進ませる希望とは何かを、自分の心の動きとして考えられます。
Q. 『生きることをあきらめない』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に生きる喜びの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












